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あいつがいない会議室 2 ページ10

side. England





「え・・まさか何かAちゃんにへんなことに吹き込んだの?」



「な!?ちげーよ!」



フランスは俺が吹き込んだせいで風邪を引いたのだと結びつけたらしい。



だがそれは絶対に違う。


そもそも俺はAにピクシー達が見えるという話はした事がない。


おい、アメリカ!と目線を向けると



アメリカはやれやれといった仕草で言葉を紡いだ




「電話があったんだよ!
妖精さんが見えるかって聞かれたから心が不純な奴には見えないっていったら頑張るとか言ってたんだ」



だから妖精さんを見たくて滝修行なんてしたんじゃないのかい?


とアメリカは続けた。




「なっ、」




ようは

Aは不純だから妖精なんて見えない




この発言で俺の頭には泣きそうな顔をしたAが一瞬で浮かんだ。




「そんな事いったら傷つくって思わなかったのかよ!」



「なんだって!?
そもそもそれを教えたのはキミじゃないか!」



アメリカを怒鳴りつけると


納得できないのか反論をしてきた。


物は言いようだろうと、次の言葉を発する前に



爆発音ならぬ怒号が会議室を包んだ。




「ええい、うるさいぞお前達!」




ドイツの制止の声で俺たちの言い合いは止まる。



「どうであれお前達2人に責任がある!
少しでも悪いという気持ちがあるというなら
Aの心配をしてやれ!」


A



その言葉で頭には登っていた血がおさまるのを感じた。



アメリカもシュンとうなだれ椅子に座った。



(ピクシー達を信じているのか・・・)



Aがピクシー達と話せるようになったら



きっと嬉しそうに笑ってくれるのだろう。



(しゃーねーな)



俺は頭の中で



どこにクローバー畑があったかを検索していた。


これが今の俺にできることだろう。





同時に何故急にそんなことを言い出しのか気になった。



(まさか俺の機密事項が漏れてる?)



しかし


あの百面相女の顔を想像したら



そんな分けないなとすぐに考えを消した。

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抹茶塩(プロフ) - 夢々煙さん» 夢々煙様、コメントありがとうございます!イギリスはちょっとカッコよすぎたかもなと今更ながら思っておりますw最後まで読んでくれてありがとうございました(*⌒▽⌒*) (2017年12月19日 12時) (レス) id: d8767b3e74 (このIDを非表示/違反報告)
夢々煙(プロフ) - 最後までとても素敵なお話でした…!イギリスの一言一言がカッコよ過ぎました。これからも頑張ってください応援してます (2017年12月19日 7時) (レス) id: b3413670f5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶塩(プロフ) - ちまごんさん» ちまごん様、コメントありがとうございます!感動して頂けるなんてとても嬉しいです^^*シリーズ化ぜひ期待していてください!最後まで読んでくださってありがとうございました!次の作品も楽しみにしていてください(´∀`) (2017年12月18日 0時) (レス) id: d8767b3e74 (このIDを非表示/違反報告)
ちまごん(プロフ) - やばいめっちゃ素敵だ、感動した…!シリーズ化期待していいですか…いいですよね…! (2017年12月17日 22時) (レス) id: 31ff02926d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶塩(プロフ) - ぽっぷこーんさん» ぽっぷこーん様、コメントありがとうございます!最後のシーンを気に入ってくださり光栄です(*^^*)また次のお話やこのシリーズをぜひ楽しんで頂けたら幸いです。最後まで読んでくださってありがとうございました(´∀`) (2017年12月17日 10時) (レス) id: d8767b3e74 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:抹茶塩 | 作成日時:2017年12月7日 11時

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