27話 ページ27
裏口につくと、事前に伝えられていたのかスタッフさんに案内され楽屋に着いた
何度か来たことはあってもそれも片手で数えられる程で
ちなみにちいちゃんはよく楽屋に来ているのか何の躊躇もなくノック。っょぃ。
「ちいです、入っても大丈夫？」
「ん！どうぞ〜！」
中から聞こえてくるのは坂田さんの元気な声
はああ〜〜、ライブ後に推しに会うのまじで緊張するどうしよ、なんて思っていると
突然腕を引かれ、視界に飛び込んできたのは誰かの胸元で
『わ、！』
「なんもされてない！？大丈夫やった！？」
何度も耳にした、甘い声が頭に響く
ちらりと見上げてみると、化粧が施された綺麗な顔と目があって
引き寄せる力は強いけれど、やっぱりどこか優しい手つきに安心して、次第に歪んでいく視界
自分が思っているよりも心は傷ついていたようで、彼を見た瞬間ぼろぼろと涙がこぼれた
「えっ、泣いてる！？今日の子らにまたなんかされたんか！？センラさんがおるからもう大丈夫やで！！よしよしよし」
『っ、だいじょうぶ。安心しただけ…そもそもなんでセンラさん知ってるの、』
はい、ちーんとティッシュを向けてくるセンラさんを無視して尋ねてみれば
実はね、と隣の彼女が口を開く
「今日悪口言われたこと、坂田さんに言っちゃった」
へへ、と悪戯っ子のように笑う彼女を見ると
不意に先程の光景が頭をよぎって
……だからちょっとにやにやしてたのか
絶対こうなること分かってただろ、なんだかんだお前ら似た者カップルだよ
「もー、開演前にそれ伝えたときのセンラすごかったねんで？笑
俺の彼女泣かせたんどこのどいつや！！って言って客席に乗り込んでいくかと思ったわ笑」
「だってむかつくやん、俺の彼女はそんな簡単に体売るような女じゃないですぅー」
ちいちゃんそんなことまで話したの(白目)
しかし、こんなに大勢の前で泣いてしまったのはなかなかに恥ずかしい
やってしまった…と後悔に襲われていると
じっとセンラさんから感じる視線
いや、あの、ライブ後だし泣いて確実に化粧崩れてるからそんなにジロジロ見ないで欲しい
「……やっぱAが1番可愛いな」
…ほんと、ずるい。
「はあ？ちいも可愛いに決まっとるやろ」
「……お前空気読めよ」
坂田さんの彼女が可愛いのはよく知ってるのでそこで喧嘩しないでください
*
修正+ゆるく再開しました。
飽きたら辞めますがご了承下さい( ᐡ. ̫ .ᐡ )
続く (更新停止中)
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らいるぁ(プロフ) - たろちゃんさん» おかえりなさい！！ (2019年11月10日 2時) (
レス) id: e6d8791f47 (このIDを非表示/違反報告)
イアナ(プロフ) - 待ってます！！ (2019年10月1日 9時) (レス) id: c58602d2dc (このIDを非表示/違反報告)
らいるぁ(プロフ) - 待ってます！！ (2019年9月27日 0時) (レス) id: e6d8791f47 (このIDを非表示/違反報告)
ななせさま - たろさん天才ですか、、、、なるほど天才ですね；＿；出るまで全裸待機して気長に待っておきます（ぐふふ） (2019年8月30日 1時) (レス) id: 217d972b87 (このIDを非表示/違反報告)
ななせさま - まじで本気で大好きな小説なんです(TT)良ければ緑の方ﾊﾞｰｼﾞｮﾝのこの小説って作っていただけること可能でしょうか？可能でしたらぜひともお願いしたい限りです(TT) (2019年8月15日 6時) (レス) id: 217d972b87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たろちゃん | 作成日時：2019年6月27日 21時
