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「多分、私が貴和くんからの刺激に慣れちゃったんだよね」



 さも困ったように大真面目に言った彩は、貴和の顔を覗き込んで笑った。



「はあ」



 貴和としてはそういうしかない。ならあれか、もっと過激なことに進んでもいいのかと問いただしたいが、きっと彼女が言っているのはそういうことじゃない。



「だからね、ゲームしようよ。お互いの好きなところを言い合うっていうゲーム」


 そう言って貴和の膝から降りた彩は、今度は横に座ってニコッと笑った。



「30秒間でどちらが相手の好きなところを多く言えるかっていうゲーム。負けた方は勝った方の言うこと聞くの」

「もしかしてそれも昼間のテレビの影響?」



 苦笑いで向かい合うと、案の定彩は頷いた。


 そうか、と気づく。これは彼女は別にマンネリがどうとか文句を言いたいのではなく、ただ自分とじゃれたいのだ。

 ただ素直にそれをいうには頑固すぎて、こんな言い訳を捻り出してくる。



 可愛いと思った。結婚して、更に彼女は可愛くなった。

 その頬に手を伸ばし、撫でながら微笑む。



「いいよ、マンネリ解消だもんね」

「やったあ!!!」





 無邪気に喜ぶ姿は付き合う前から変わらない。普段は凛々しい美貌の中に、子供のような幼さが現れる。



*→←9、君の好きなとこ



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イズミ - 黒木君が泣くという発想がわたしにはおもいうかばなっかたので、すごいとおもいます。 (2023年3月13日 18時) (レス) @page12 id: 6ccf209779 (このIDを非表示/違反報告)
イズミ - アーヤが7人で見たらぎゅうぎゅうだよ。って言った後、「アーヤ最強。」と言われているのも面白かったけど、どいう意味かアーヤが分かっていないのが面白かったです。 (2023年3月13日 18時) (レス) @page6 id: 6ccf209779 (このIDを非表示/違反報告)
ずず(プロフ) - わ、待ってます! (2019年1月6日 0時) (レス) id: 054a7adbe3 (このIDを非表示/違反報告)
花畑(プロフ) - ずずさん» 了解です(笑)次の「誰も知らない物語3」で書かせていただきますね!いつになるかは分からないですが…その時はよろしくお願いします。 (2019年1月5日 21時) (レス) id: e150cc9add (このIDを非表示/違反報告)
ずず(プロフ) - 大丈夫です、嬉しいです!あ、いや、受け取らなくてもいいですよ…? (2019年1月5日 20時) (レス) id: 054a7adbe3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花畑 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年11月21日 15時

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