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 __そして、5日後。










 あっ、立花。


 秀明から帰ろうと玄関まで降りた時、見慣れた背中を見つけた。




「立花」




 呼びかけると、振り返る。
 やっぱ立花だ。



「上杉君」






 立ち止まったその姿に、思わず見とれた。


 冬真っただ中の今、白いマフラーをぐるぐる巻いて顔をうずめる姿は、いつも見る姿より数段幼い。
 いつもは白い頬に僅かに朱が差していて、なんつーか、やばい。可愛い。



 って、俺 変態かよ。



 自分でツッコミを入れつつ、俺を待つ立花の元に駆け寄った。




「今から帰んの?」

「うん。上杉君も?」

「まーな。一緒に帰ろうぜ」


 こくりと頷くその姿を見届けて、急いで靴を履く。


 踵をひっかけつつ、玄関を開けた。


「いこっか」
「ん」




 外に出ると、白い息が出た。














 あ、そーいえば。


 帰り道。立花と横に並びながら、俺は鞄を漁った。


 中から、赤い毛むくじゃらのモンスターのプリントがされた袋を取り出す。




「立花、これ」




 そう言いながら差し出すと、立花は目を丸くした。




「えっ、これって、USJの?」

「そ」




 軽く頷くと、キラキラと目を輝かせる。



「すごい!!私、USJってCMで見たことはあっても、行ったことないんだ」



 期待に溢れた視線でその袋を見る姿は、やっぱり幼くて。


 ……想像通り、だけど。






 やっばいぐらい可愛い………。







 ………

 今耳が赤くなったのは、寒さのせいだからな。





*→←*



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イズミ - 黒木君が泣くという発想がわたしにはおもいうかばなっかたので、すごいとおもいます。 (2023年3月13日 18時) (レス) @page12 id: 6ccf209779 (このIDを非表示/違反報告)
イズミ - アーヤが7人で見たらぎゅうぎゅうだよ。って言った後、「アーヤ最強。」と言われているのも面白かったけど、どいう意味かアーヤが分かっていないのが面白かったです。 (2023年3月13日 18時) (レス) @page6 id: 6ccf209779 (このIDを非表示/違反報告)
ずず(プロフ) - わ、待ってます! (2019年1月6日 0時) (レス) id: 054a7adbe3 (このIDを非表示/違反報告)
花畑(プロフ) - ずずさん» 了解です(笑)次の「誰も知らない物語3」で書かせていただきますね!いつになるかは分からないですが…その時はよろしくお願いします。 (2019年1月5日 21時) (レス) id: e150cc9add (このIDを非表示/違反報告)
ずず(プロフ) - 大丈夫です、嬉しいです!あ、いや、受け取らなくてもいいですよ…? (2019年1月5日 20時) (レス) id: 054a7adbe3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花畑 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年11月21日 15時

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