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1、33日寝るとクリスマス ページ2





「アーヤ!!」





 振り返ると、若武がいた。



 いつものキラキラした笑顔で、キラキラの眼差しを送ってくる。


 う、まぶしい。






「若武、どうしたの?」




 ここは、秀明の廊下。私は帰る途中だったんだ。


 周りにはもちろん生徒たちがいる訳で、そこまで多くはないけど、やっぱり気になる。


 用件があるなら、手短にねっ!





「あのな、」



 意気込んで言おうとした若武の声が、止まる。

 周りをきょろきょろと見まわした。



 なんか…若武って、動きがリスみたいだよね。




 なんて、どうでもいいことを考えながら見ていると、





「ここはまずい」


 と、ポツリとつぶやくのが聞こえた。



 はっ?



 驚いたのもつかの間、手首を掴まれ、いきなり歩き出す。



 え、若武?




「あそこじゃダメだよ。見られちまう」





 見られちまうって……生徒にってこと?




 え、見られちゃダメなのっ?!


 あの若武がぁっ?!!








 私、ポカーン。


 思わず、「頭どうしたの」って言ってしまいそうになった。




 だってだって、あの若武だよっ?



 派手で、目立ちたがりで、着信音を銃声にしちゃうような、あの若武がっ。




 これは重傷だぁ……。






 どうなだめすかして病院に連れて行こうかと思っていたら、ふと、ある考えが頭をよぎった。




 もしかして若武……私に配慮してくれたのかな?




 私が目立つのを嫌がってることを考えて、こうして人気のない所に連れて行こうとしてくれてるの?




 そう思ったら……凄く、感動した。



 胸の奥が、ジーンってなったんだ。




 凄い、若武っ!!
 成長したっ!!








 なんて、感動していると、


 連れてこられたのは、ある教室。


 誰もいなくてシーンとしているその場所に、私達は入った。



*→←まえがき



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イズミ - 黒木君が泣くという発想がわたしにはおもいうかばなっかたので、すごいとおもいます。 (2023年3月13日 18時) (レス) @page12 id: 6ccf209779 (このIDを非表示/違反報告)
イズミ - アーヤが7人で見たらぎゅうぎゅうだよ。って言った後、「アーヤ最強。」と言われているのも面白かったけど、どいう意味かアーヤが分かっていないのが面白かったです。 (2023年3月13日 18時) (レス) @page6 id: 6ccf209779 (このIDを非表示/違反報告)
ずず(プロフ) - わ、待ってます! (2019年1月6日 0時) (レス) id: 054a7adbe3 (このIDを非表示/違反報告)
花畑(プロフ) - ずずさん» 了解です(笑)次の「誰も知らない物語3」で書かせていただきますね!いつになるかは分からないですが…その時はよろしくお願いします。 (2019年1月5日 21時) (レス) id: e150cc9add (このIDを非表示/違反報告)
ずず(プロフ) - 大丈夫です、嬉しいです!あ、いや、受け取らなくてもいいですよ…? (2019年1月5日 20時) (レス) id: 054a7adbe3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花畑 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年11月21日 15時

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