クンレン×ト×シショウ ページ25
『皆にお願いがあるの。』
仕事終わりのアジトでAが切り出した。
『私も戦えるようになりたいの、念なしで。』
Aは、1度も幻影旅団の仕事に参加していなかった。
正式に旅団に入ってはいないが、彼女も仕事に参加したいと言っていたのだが、クロロやパクノダ、マチの許可が降りなかった。
一番の理由は、念が使えなければ一般人以下であるから。
リハビリを重ねた足は、短い距離なら走ることも出来るが、基本は念を使って旅団メンバーと同じくらいのスピードを出している。
さらに力も弱く、戦闘力は並外れて低い。
その状態で仕事に参加し、何らかの事情で念が使えなくなった時Aの命が危険にさらされる可能性が高過ぎたのだ。
だからAは考えた。
このままでは、ただの足でまといのお荷物になってしまう。
だから、団員に鍛えてもらえば、3人も反対は出来ないだろうと。
『お願い、あなた達のお荷物のままは嫌なの。』
ク「と言われても……誰が空いてするんだ。」
ノ「俺が引き受けるぜ。島から出た時に約束してるしな。実践訓練は俺に任せろ。」
真っ先に名乗り出たのはノブナガだった。
飛行船内で約束していた事もあり、ずっと心待ちにしていたのだ。
フェ「だたら基礎と、体術は私が教えるネ。ただしスパルタよ。」
ウ「なら筋トレと体力作りは俺がみてやる。フィンクス、お前も手伝え。」
フィ「そのつもりだ。どうだ団長。」
クロロ以外の男メンバーは皆、Aが戦うことに大賛成だった。
結局場の雰囲気に押されたクロロは、その場で承諾してしまい、席を外していたマチと、パクノダにかなりしぼられることになる。
Aはというと、ウヴォーギンとフィンクスの指導の元筋トレと体力作りに取り掛かっていた。
ウ「とにかく体力を作らねぇと、フェイタンの訓練について行くことすら出来ないからな。念を使っていいから毎日走るか。」
フィ「いや、念なしじゃないと体力つかないだろ。少しづつでいいから絶で走った方がいい。」
ウ「それじゃあAの負担が大きすぎるんじゃねえか?どうするよ、A。」
ウヴォーギンとフィンクスは、修行の内容をAに選択させた。
どちらを選んでも、かなり効率よく体力がつく。
『朝は念を使って走るわ。夜走る分は絶状態で走りたいのだけど、いい?』
ウ「ああ、どっちかよりよっぽど効率いいなぁ!」
フィ「なら早速走りに行くか。」
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カナ(プロフ) - ほんとにこの作品大好きです何度も読み返してます。また更新されるのをずっと待ってます! (2020年8月28日 12時) (レス) id: 653b7cacce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうたそ | 作成日時:2019年11月25日 20時