4話 寝れねぇよ ページ6
翌朝____
チュンチュンと外から雀の鳴く音が聞こえる
シャッ、とカーテンを開けると朝日か部屋に差してきた
気持ちのいい朝。昨日もぐっすり____
「…寝れるわけねぇだろぉおおぉおおっ!!クッソがあぁあ!!!」
私はそう言うと近くに置いてあったぬいぐるみを壁に投げつけた
可笑しくない?!何?異能力?知らんがな!!そんな意味の分からない状態で『はい。解散』?!まじであの包帯頭可笑しくない?!
「姉ちゃん煩い!」
「あ。サーセン」
くそ…ピチピチのJKにでっかい隈作らせんなや
大欠伸をしたあと、顔を洗ってパタパタと下に降りる
「おはよう。昨日はよく眠れた?」
「この目を見てそういうこと言っちゃう?」
「あらら」
太宰さんは相変わらず家にいる。まぁ、昨日の話は本当だし、暫くここにいるんだろうけどさ
…でも、任務って何なんだろう。私にも教えてくれなかったし。早く出てって欲しいから手伝うのになー
「あ。そうだ。A。良いお知らせがあるよ」
「お知らせ…?」
「ポートマフィアからの招待状だ」
長い人差し指と中指に挟まった薄い紙を抜き取ってサラサラと中身を確認する
確かポートマフィアって何かヤバイ組織だったよね。異能力者がいっぱいいるんだっけ。風の噂で何度か聞いたことあるけど…でもなんでそんな大きなところから地味な私に?
「…森さんも待ってくれなかったみたいね」
「モリさん?誰?」
「忘れたの?ポートマフィアの首領よ」
「………首領?!?!?」
ってかなんでお母さんポートマフィアに詳しいの?
……………………あれ?ちょっと待って。確か太宰さんがこの手紙持ってきたんだよね
持って来たって事は太宰さんポートマフィアなの?!
もしそうだとしたらお母さん達って…太宰さんの部下だから……………
「ポートマフィア?!?!」
「姉ちゃん煩い!!」
目を白黒させて驚いていると弟の拓哉が私にチョップを入れた
待てい。話の急展開差についていけないぞ。抑まだ太宰さんがポートマフィアと決まったわけでもないし。…いや、でも……
「…つかぬことをお聞き致しますが、太ざ……兄さんの職場って何処ら辺に……」
「ポートマフィアだよ。ポートマフィア幹部」
「嘘やぁああぁああぁ!!!」
「煩いって言ってんだろ!クソ姉貴!」
「拓哉ぁあああぁあぁ!!!!」
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作者名:ピザ職人3号 | 作成日時:2019年4月14日 20時