猗窩座になってるなんで【煉獄杏寿郎】

32 食べさせて貰う ページ30

 

いつもの食卓

杏寿郎から与えられた物は食べれる。
という事が分かったので杏寿郎の目の前で口をあけた


「あーん」


「は、君は何をしている」

「煉獄さんからしか食べれない」

「上弦の参 いい加減にしてくれ」


｢でもでも煉獄さんからしか食べれなくて、このままじゃ死んじゃう｣

｢それは鬼殺隊にとって喜ばしいが、君たち鬼は死なないだろう｣


そうだ、不老不死だ…

ぐうぅーー

食べれると自覚した途端、お腹が鳴る


ぐううううーギュルギュルぐるぐるーーー


｢む、うるさくて敵わん！仕方ない。口を開けろ。まったく奇怪な鬼だ｣


ぱあと笑顔になる。食べさせてくれるんだ。優しい。鬼にも優しい。全部に優しい


「あーーん」


機嫌よく口を開けたらドンと物凄く詰め込まれた

んぐっぅ


｢ふめほみふみへふ(詰め込み過ぎです)〜｣

｢食べながらしゃべるんじゃない。行儀が悪いな！君は！｣


もくもくもくこくん、んく、ふはーはー


「死ぬかとっ！」


なんとか飲み込み、白目にしながら息を吸った。その様子が可笑しかったのか


「ははっ、それは悪かった」


笑った…！ 笑顔が かか可愛いぃぃ！


｢もっと詰め込んでもらっていいです」(その笑顔が見れるなら)

｢なんだ、どっちだ｣

｢ンフ、好きにして下さい｣


じりっと杏寿郎に寄っていくが、頭を持って制された


「君の言動、行動、理解に苦しむ」

「好き」

「気持ち悪いな」

「ぴえん」(死語)


杏「煉獄家が鬼と暮らすなどご先祖に申し訳が立たない｣

槇「猗窩座君、そもそも渋谷家とはどういう繋がりだ？｣

凪「悪い人に襲われそうになったところAちゃんに助けてもらったんです｣

杏「なるほど。弱き人を守ったのか！それは感心！｣


褒められる。嬉しくて抱きつこうとしたら、やっぱり頭を抑えられた


杏「何か言うたびこうなるのはやめるように！｣

A「はぃ…｣


頭を抑えられたまま返事をした


凪「仲良しですね｣

杏「どこが！｣

槇「杏寿郎、人前でイチャイチャするのはやめなさい｣

杏「父上！何を根拠にそのような！｣

千「兄上が楽しそうで俺も嬉しいです｣

杏「頼む。お願いだからやめてくれ｣

A「照れちゃっ＿


言い終わる前にAは杏寿郎の腕の一振りで後に飛ばされた


そして天使 千寿郎と妖精 凪咲に慰められる

二人の背中に透き通るように綺麗な羽が生えてるのをAは確認した
 

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