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リビングに入って来たのは、ずっと逢いたいと焦がれていたコネシマさんだった。
「コネシマさん！？」
「おい、グルッペン！Aに変なこと吹き込んでへんやろうな！？」と、コネシマさんは物凄い形相でグルッペンさんを睨み付けた。
gr「別に何も言ってないぞ。挨拶がてらに二人でケーキを食べていただけだ」
kn「久しぶりやな、A！」
そう言うとコネシマさんは、私をぎゅっと抱き締めてきた。
gr「ほう…お前たちそんな関係だったのか」
kn「あ、やってしもた」
「…コネシマさん」
「久しぶりにAに会えて嬉しかったから、つい…」と、コネシマさんは顔を赤くしながらモゴモゴと言う。
しかし、コネシマさんは私を抱き締める手を緩める気は一切無いようだ。
「コネシマさん、そろそろ離して貰えると…」
kn「嫌や、離さん。やっと逢えたんやもん」
私が離して貰おうとコネシマさんにお願いをするが、コネシマさんにすぐに拒否をされる。
すると玄関の方から足音がして、段々とこちらへ近付いて来る。
ut「Aちゃん久しぶりー！…って、邪魔してすまんなシッマ！」
tn「グルさん！仕事サボってここにおったんか、めっちゃ探したんやで！」
「クソ、見付かってしまったか…」と、グルッペンさんがトントンさんに向かって舌打ちをする。
ci「Aさん、元気にしていましたか〜？」
shp「Aさん、お久し振りです。お二人とも感動の再会はどうでした？」
rbr「Aさん、お久しぶりやなぁ！って…嘘やろ！？」
sha「A元気にしてたかー？お前らもうくっついたん！？」
zm「Aちっす！俺もAをぎゅってしたいから仲間に入れてや〜！」
「皆さん、お久し振りです」とコネシマさんに抱き締められながら言ったので、皆の視線は私とコネシマさんに注がれていた。
kn「Aは俺の女やから、絶対手出さんといてや？」
コネシマさんがそう言うと、私にキスをした。
私はまさか皆の前でキスをするとは思っていなかったので、驚きの余りに思わず息を呑み込んだ。
sha「シッマが人を愛することが出来るようになったのが信じられへんわ」
zm「いや、ほんまになぁ」
shp「同じくです」
ci「俺もです」
rbr「俺も同じく」
ut「シッマ、Aちゃん。二人は今幸せか？」
私たちに問いを投げ掛ける鬱さんに、私とコネシマさんは顔を見合わせると「もちろん！」と声を揃えて答えたのだった。
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