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トントンさんが海を指差しながら「この海に飛び込んだら、W国に帰れるんや。心の準備ができたら飛び込んでな」と言う。
tn「Aさんには、短い間やったけど世話になったわ」
「こちらこそ。トントンさんともっとお話してみたかったです」
「ほな、俺は先に行くし」と言って、トントンさんが先陣を切って海に飛び込んだ。
すると海から光が溢れ出した。トントンさんは無事にW国に帰れたのだろうか。
rbr「俺も行くわ。Aさん、今までありがとうなぁ」
「ロボロさん、どうかお元気で！」
ロボロさんは笑みを零すと、海に飛び込んだ。
sha「じゃあ、次は俺やな。A、あんまり仕事で無理したらあかんで」
「気遣い屋のシャオさんもですよ」
シャオさんは目に涙を浮かべながら海へと向かって走って行った。
ci「Aさんとお別れとか嫌ですよ〜！」
「チーノくん、またいつでも遊びに来てね」
「必ず、Aさんに会いに行きますからね！」と、チーノくんは勢い良く海へと飛び込んだ。
shp「Aさん、今までありがとうございました」
「こちらこそ。ショッピくん…私、悔いのないように言えたよ」
shp「Aさん、ちゃんと気持ち伝えられたみたいですね。良かったです」
「皆が背中を押してくれたからだよ」
「もし泣かされたらいつでも相談になりますからね」と言って、ショッピくんはゆっくり海へ入っていった。
ut「Aちゃん、ちゃんと幸せになれた？」
「はい、お陰様で。鬱さん、本当にありがとうございました」
ut「なら良かったわ。さすが僕、良い仕事したわぁ」
鬱さんはへらりと笑って海へ飛び込んだ。
zm「Aも一緒に来たらええのに」
「私は…ここに残るって決めたので」
「そっか、残念やぁ。また遊びに行くしな！」とゾムさんは海へ駆けた。
kn「二人になってしもたな」
今この海には、私とコネシマさんの二人きりだ。
kn「俺、ここで最初に出会えたのがAで良かったわ」
「私もです、コネシマさん」
kn「A、戦争が落ち着いたら絶対会いに行くから待っといてな」
「ずっと待っていますからね」
kn「約束やで！愛しとるで、A！！」
コネシマさんは走り出し、海の向こうへと消えてしまった。
「…愛してるは、コネシマさん反則でしょ…」と、ポツリと呟き砂浜にへたり込む。
私は光の海を眺めながら、コネシマさんたちが無事に帰れるよう祈り続けた。
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