【暗殺教室×名探偵コナン】赤羽(嫁)の旧姓は工藤です

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皆の意識が田中さんに向いたその時、後ろから殺気とは違う何かが来る感じがした。

パッと振り向くと、土井塔さんが私に睡眠スプレーを嗅がせようとしていた。


「…なるほど？“どいとうかつき”ねえ？」

土井塔「ありゃ、バレた？流石は名探偵のお姉様だ…」

「だけど今は、向こうで推理ショー真っ最中…あなたの正体はもう少し後でバラそうかしらね。」

土井塔「それはありがたい…」




田中さんが自身の部屋で自演した事件は、糸と重りを使い窓を割り、ボーガンは自身で撃ったらしい。
そしてお風呂の事件も簡単なこと、最初から鏡に矢を打ち込んでおき、同じトリックで窓を割っただけのこと…


"園子"「ボーガンが林の中で見つかったのは、あらかじめつけておいた無数の足跡に皆が気を取られてる隙に投げた。その時でしょう？木から矢を抜いたのは…あの時貴方が転んだのは抜いた時の反動…違う？」

田中「でも私がアリバイのない風呂焚き係になったのは貴方が浜野さんのマジックで書いたから…」

業「ああ、アレならオレにもわかるよ。あれは魔法じゃなくてタネも仕掛けもあるマジック。あの時、浜野さんのマジックのサクラをやってたアンタなら誰がなんの係になるかわかってたってわけだ。」

黒田「サ、サクラ…？」

業「そう。アンタはあらかじめ裏に印をつけておいた紙を用意し、皆が名前を書いた紙とすり替えた。そして園子ちゃんに“書けないペン”を使って印を書かせた…違う？」

"園子"「おそらくあなたは、サクラの方が重要なこのマジックをやろうと浜野さんにもちかけ、まんまと風呂焚き係になったってわけ。」



田中「そんなに言うなら証拠はあるんでしょうね！」

"園子"「あるわよ…あなたのブーツ…その中に、矢の後端にヒモの輪がついたもう一本の矢がね！」

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