【黒バス】黄瀬涼太の姉は女子最強『華の四皇』の1人

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緑間「おかえりなのだよ。涼春」


電話越しではない、久しぶりに耳元で聞く彼の声は


『真太郎の声、落ち着く...』



久々の真太郎の胸の中で頭を埋めた。



緑間「おい…いつまでそうしてるつもりなのだよ」





『もうちょっと…ね？…』


緑間「はぁ…。わかったのだよ。」


私が唯一甘える相手が彼だけなのだと、理解してくれている。
真太郎は私が満足するまで何も言わなかった。



『真太郎』


緑間「ん？」


『迎えに来てくれてありがとう。』




緑間「あぁ。誠凛と海常の試合が始まるのだよ、早く行くぞ。」


真太郎は私の荷物を持つと手を取りスタスタと歩き出した。


『ほんと真太郎は本当にテツヤと涼太が好きなんだね？』


真太郎の隣に並んで、顔を覗き込むと


緑「ち、違うのだよ！
ただ俺はインターハイ予選で当たる確率の高い高校を偵察するだけなのだよっ！！」



彼の、照れた時の眼鏡をいじる癖。
すごくわかりやすい……そして可愛い……。


『ふふっ、そうなのね。ねえ真太郎、久々に電車乗りたいわ！』


緑「あぁ」


繋いだ手を揺らしながら、私達は成田空港を後に海常高校へと向かった。

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