【黒バス】黄瀬涼太の姉は女子最強『華の四皇』の1人

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リコside



後半に入ってすぐ会場がどよめいた理由は、やっぱり涼春ちゃんだった。

ガードとフォワード、両方の役割を担うPF(ポイントフォワード)、それをやりこなすなんて…さすがだわ。

火神「黄瀬の姉ちゃんってすげーんだな。」

緑間「今頃わかったのか、馬鹿め。
よく見ておくのだよ火神、これが世界に評される涼春のボールさばきだ。」


あーあ、緑間くんに馬鹿にされてるわ。
前半見ててなんとも思わなかったのかしら…。


涼春ちゃんがシュートすら打ってないのにこの点差。

その圧倒的な得点力のあるチームのキャプテンが涼春ちゃんなんだから、他の子よりもっと凄い選手に決まってる。

ダブルチームで2人のディフェンスが付いているのにフットワークと桁外れなボールハンドリングで簡単に2人抜きする。


「やっべー…舞ってるみたいで美しすぎるだろー…」
「ああ、オレ…惚れちまった」


上の観客がほざいている。
今のプレーで観客のほとんどが惚れたな。笑


んー…でも…



リコ「…なんかどっかで見たことあるような…」


黒子「分かりましたか？監督。

青峰くんの型にはまらないドリブルワーク、
黄瀬くんのような天才的なセンス、
そして、緑間くん並みの圧倒的シュート力と
紫原くんのような絶対的威圧感を兼ね備えている

『キセキの世代』覚醒キーマンになった女性、
それが黄瀬涼春さんです。」


日向「ってことは、『キセキの世代』は涼春ちゃんが育てたってことか？！」


黒子「そうゆう事です。」



たしかに、この試合を見ていれば納得できる。

涼春ちゃんがボールを持つと、まるでボールが生きてるような感覚になる。


なにより、涼春ちゃんを中心に桜華は楽しそうにプレーしていた。

負かされている神代の選手でさえも涼春ちゃん達によって楽しくプレーさせられてる。


そう錯覚するほどに……涼春ちゃんには人を動かし、導く力があるように見えた。





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そして、試合は終了。



インターハイ始まって以来の大差、136vs12で桜花学園が優勝した。

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