【黒バス】黄瀬涼太の姉は女子最強『華の四皇』の1人

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…



第1Qが始まった。

大輝がいない桐皇、大輝の強さを誰よりも知っている私たちは、誠凛が試合を優位に進めるには大輝が来る前に点差をつけておく事が鍵だと感じていた。



『ただ…大輝がいないだけで、桐皇が点差を離されるとは考えにくいけど』


黄瀬「桐皇ってそんなに強いんすか？」

『キャプテンの今吉さんはかなりの強敵よ。それにインサイドには2年の若松くんもいる。そう簡単に離されるのは考えにくい。」

緑間「確かに、今の誠凛はインサイドに特化した選手がいないのだよ。そこを突かれれば確実に桐皇が優位なのだよ。」

黄瀬「へー！姉ちゃんよく知ってるっすね、桐皇の人達と知り合いなんすか？」

『ええ、今吉さんとは中学の時からの付き合いよ』


緑間(...ピクッ…)

黄瀬「そーなんすねー…、緑間っち…なんか怒ってないっすか…？」

緑間「は？怒ってなどいないのだよ」

黄瀬(…いや、完全にキレてるっすよ…緑間っち…。
まあ姉ちゃんのあの言い方じゃ仕方ないっすけど。)




……



誠凛は、外角から桜井、インサイドで若松に攻められじりじりと点差が開いていった。


今吉「大方、青峰が遅れるって聞いてできるだけ点差つけようと思うてたんとちゃう？
前座言うても、青峰と比べてっていう話や。

君らよりは強いで？たぶん。」

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