1話 少女ノ憂鬱 ページ2
A「あー」
グニャ
ベチャ
あ、またやっちゃった･･･
カレーを食べようとしたらスプーンが曲がりカレーを落としてしまった。
母「もう、またなの？いい加減直しなさいよ、その癖」
父「まぁまぁ母さん、Aは思春期なんだから。スプーンの一つや二つ曲げさせとけ」
私は篠宮A。超能力者だ。
この能力は生まれつきの物で、度々この能力に悩まされている。
「ほら、お姉ちゃん貸しなよ。直してあげる」
A「うん、ありがとう」
妹の小春は私と違い普通で、学校では高嶺の花と言われるほどモテて。成績も優秀だ。
母「もう、小春も甘いんだから」
賢い妹に能天気な父と厳しくも優しい母･･･
いつも通りの何気ない日常。
何の不満もない。
母「そういえば山田さんから聞いたんだけど、最近この地域で人食い虎が出たらしいわよ？」
父「そうなのか！？怖いな･･･なぁ、A。瞬間移動で会社まで送ってってくれないか？」
A「え？」
小春「もうお父さん！そうやってお姉ちゃんをタクシー代わりに使わないでよ！」
父「ははっ、冗談だ！冗談！」
だけど、私は怖いんだ。
いつかまた、人を傷つけてしまうんじゃないかって。
次の日
私は本屋で新しい小説を買い、家に帰る途中だった。
信号が青に変わり、渡った時、大きな音が聞こえた。
すると突然猛スピードで車がこちらに向かって突っ込んできたのだ。
A「！！」
当たる！そう思った瞬間、誰かに腕を引かれ、車と接触することはなかった。
「大丈夫か！？」
A「え、あ、はい」
私を助けてくれたのは赤っぽい茶髪でベージュのコートを着た男の人だった。
この人が腕を引っ張ってくれなかったら、私は今頃車に轢かれて死んでいただろう。
A「えっと･･･ありがとうございます」
「いや、君が無事ならそれでいい」
すごい良い人だ
「君は･･･」
A「？」
「いや、何でもない。それじゃあな」
A「あ、あの！」
「？」
A「私、超能力者なんですけど･･･どうしたら普通の人になれますか？」
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meniichan(プロフ) - 天雨さん» コメントありがとうございます！体調に触らない程度に頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2023年3月30日 18時) (
レス) @page38 id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
天雨(プロフ) - モブサイコ好きなのでこの作品と出会えてとても嬉しいです。すごいハイペース更新にびっくりしています。体調に触らない程度に頑張ってください！ (2023年3月30日 17時) (レス) @page39 id: 7a092e5baf (このIDを非表示/違反報告)
meniichan(プロフ) - リノさん» こんな作品を楽しんでいただけてとても嬉しいです！これからも更新頑張ります！ (2023年3月30日 2時) (レス) id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
リノ(プロフ) - モ〇サイコ要素が多めに入ってて読んでて楽しいです！続き全裸待機しときますね！！ (2023年3月29日 21時) (レス) @page38 id: cc90a56098 (このIDを非表示/違反報告)
meniichan(プロフ) - 終兎さん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張っていきますのめよろしくお願いします！ (2023年3月29日 21時) (レス) @page1 id: cbf4c75b89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meniichan | 作成日時：2023年3月25日 20時
