魔法2回目 ページ4
「相席、いいかナ？」
目の前に立っていたのはクラスメイトの逆先夏目くん。アイドル科に所属していて、Switchというユニットのリーダーでもある。
クラスメイト、とは言っても、ほとんど話したことはない。席が近くなったこともないし、そもそも彼はあまり授業に出ない。
では何故彼は私と相席をしようとしているのか。
『どうぞ』
「ありがとウ」
逆先くんはにっこり微笑んで礼を言うと、私の向かいの椅子に静かに座った。
「今日はいつにも増して人が多いネ」
大方、席が空くまで何時間と待ってるよりも、顔を知っている私と相席をした方が効率が良いと判断したのだろう。
「ここはよく来るノ？」
『休日に来たのは今日が初めて。放課後は毎日来るよ。逆先くんは？」
「ここのカフェオレが美味しくてネ、休日は毎週来るんダ。今日は新作が出たらしいかラ」
あぁ、だから人が多いのか、と1人納得する。逆先くんが話しかけてくるから流石にイヤホンを外す。彼はこんなに話す子だったのかと頭の隅で思ってしまう。
「今日はどうして来ようと思ったか聞いてもいいかナ？」
『集中してお裁縫がしたくて。家でも学校でもできないからね』
「ヘェ」
逆先くんは私の手の中にある完成間近のぬいぐるみを見る。淡い黄色の生地で、ウサギを作る予定だ。
「意外だネ。ぬいぐるみ、好きなんダ？」
『よく言われる。「『かっこいい』にいなには『可愛い』物は似合わないよ」って』
「まぁ、少し思ったかもネ。正後さんは1人で本を読む姿が綺麗なイメージがあったかラ。でモ……」
そう言うと逆先くんは少し身を乗り出してウサギの耳を軽く撫ぜこう呟く。
「正後さんに似合ウ、とっても『可愛い』趣味だと思うナ」
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桜乃茜(プロフ) - リンゴアメ!さん» ありがとうございました！夏夢お幸せに！！ (2020年5月17日 23時) (
レス) id: 5ed7d96c32 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴアメ! - 夏目と夢主ちゃんの恋、永遠に応援してます!!お幸せに!! (2020年5月17日 23時) (レス) id: 4fea662fb0 (このIDを非表示/違反報告)
桜乃茜(プロフ) - ふがしさん» 何度もコメントをいただいてとても嬉しかったです！夏目くんいいですよね〜^ ^最後まで応援ありがとうございました！今後も頑張ります、よろしくお願いします！ (2020年4月17日 14時) (レス) id: 5ed7d96c32 (このIDを非表示/違反報告)
ふがし(プロフ) - 夏目くんと夢主ちゃんを最後まで応援できてよかったです！全部の話が面白かったです。夏目くんはやっぱり最高！！作者さんの違うお話も応援させていただきます^_^ (2020年4月17日 14時) (レス) id: 6aa67785d1 (このIDを非表示/違反報告)
桜乃茜(プロフ) - 雪さん» へああああああ！！すみません、嬉しすぎて昇天しかけてました(( お話はあと少しとなってしまうかもしれませんが、今一度夢主ちゃんと夏目くんの応援を、よろしくお願いします！ありがとうございます！ (2020年4月15日 20時) (レス) id: 5ed7d96c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜乃茜 | 作成日時：2020年3月26日 12時
