【Dr.stone】それはそれ！【西園寺羽京】

それはそれとして ページ1

「おはよう、A」


「おはよう、羽京くん」



変哲のない挨拶、と言えば間違いはないが日常は違う


3700年


知らないうちにそれだけの時が経っていた


なぜ私が3700年も経った今なぜここにいるのかというと、




「好き」


「え？」


今私話してたよね？？(脳内で)


「今日も可愛いね。好き」


「ありがとう、それじゃ私朝食の準備あるから」


「えっ、ちょそんな軽く流すの？！」


いやだって君、毎日言ってくるじゃん…


目の前の男は西園寺羽京

世界がストーンワールドになる以前は自衛隊でソナーマンをやってた完璧野郎である



…で、話を戻すが私が今この場所にいるのは紛れもなく目の前の男に助けられたから

ただの好意でな。


「やだな、僕がAの復活を司に持ち出したのは君が調理師と栄養士の資格を持っていたからであって、このストーンワールドで結構重要な役割なんだって前から言ってるだろ？

まあ9割は僕のためだけど」


いや、9割5分かな？フフ、とか言ってる羽京くん


純粋に怖いし本音めっちゃ漏れてるしなんか思考読まれてる怖い。


確かにこの原始世界じゃ食料もまともなものがないからそれをいかに美味しくするか、みんなの栄養を確保するか考えるのが私に与えられた役割


復活させられた理由もわかるけど、それを覆すほどにぶっ飛んだ発言をする人がいるからちょっと実感が…


「で！さっきの返事は？いつ僕と付き合ってくれる？」


逃げよ


「あ〜杠ちゃんが呼んでる気がするから行くね〜…ｳｯ」




逃げられなかった！腕を離せっ！！

てか力強いよ！！その細身のどこからそんな力出てんの？！


「なんで？！Aが僕の顔結構好みって昔言ってたのに！！」


「いつの話？！それ高校時代の話じゃない？！」


「性格だって司や氷河よりもいいでしょ？！」


おい！勝手に比較するな！怒られるぞ！！



「それはそれとして別！！！」

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