4人は神様！？ 13

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「私が囮になる、その隙に蛇を先代さんに当てて」

小山「！？そんな・・・無茶だ！」

「先代さんはきっと私を優先して攻撃してくる、皆から気が逸れるよう、何とか頑張るよ」

小山「駄目だ！危険すぎる！」

「ここに来た時から、・・・ううん、先代さんと戦うって決めた時から、危険なのは分かってた、慶一郎だってそうでしょ？」

小山「A・・・」

「私も・・・皆の力になりたい！私だって一緒に戦ってるんだよ！お願い・・・、信じて・・・！」


慶一郎の傷付いた手に自身の手を添え、俯く



そんな私の手を、慶一郎は握ってくれた



小山「・・・分かった、けど、無理はしないでね、危ないと思ったらすぐに逃げて」

「うん、ありがとう」


慶一郎は私の手をしっかり取り、握る手に力を込める


小山「いざとなったら、この身に代えても俺が守る、・・・必ず！」


顔を上げると、慶一郎は力強い瞳で私を見つめていた


彼の強い思いが伝わってくる








増田「ぐっ・・・！」

加藤「がっ・・・！」




激しい音が聞こえそちらを向くと、巨大な腕が雷と炎諸共、貴久とシゲアキを左右に薙ぎ払っていた



二人の体が、木に激突する



2本の巨大な腕が広がった瞬間、祐也が先代さんに接近し、刀を振り下ろした


先代さんはそれを、自身の両手で受け止める


先代「どうした？ダメージのせいで力が入らないか？」

手越「っ・・・！」


祐也は刀を握る手に力を入れるけど、先代さんの骨の腕はびくともしない


やっぱり、相当なダメージを受けているから、本来の力を発揮出来ないんだ・・・



先代さんは片手で刀を掴んだまま、もう片方の手で拳を作り、祐也の腹部を殴りつけた


手越「・・・ぁ・・・！」


祐也の体が宙に浮き、先代さんが拳を突き上げると同時に投げ飛ばされた


「祐也！！」

手越「・・・くっ・・・！」


祐也は空中で体勢を立て直し、地面に着地する


けれどすぐに膝をついてしまった



先代さんは祐也に向けて手を突き出した


彼女の掌に闇が集まり、丸い塊となる



私は何とか冷静になるよう努め、戦いに巻き込まれて折れた木々や砕けた岩の破片に目を向けた



先代さんの攻撃が放たれる直前、それらが祐也の前に集合する


一つの塊となった木や岩が、先代さんの攻撃を受け、粉砕した


破片が飛んできたが、闇の塊が祐也に当たることはなかった

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