4人は神様！？ 13

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手越「それと、Aの能力・・・、やっぱり俺達はAのおかげで強くなっていたんだな」

「私・・・皆の力になっていたんだって思うと・・・、凄く嬉しかった・・・」

小山「能力があったからじゃない、Aが一緒にいてくれるから、俺達は支えられているんだよ」

増田「能力があるからAが皆を結び付けたんじゃなくて、Aだからこそ結び付ける能力を持ったんだろうな」

「そう・・・なの？」

加藤「・・・照れてんのか？」

「え！？そ、そんなことないよ・・・！」

加藤「だって、顔赤いから・・・」

「！！」


シゲアキはいつの間にか私の手前にいて、私の顔を覗き込んでいた


咄嗟に顔を逸らして隠す



・・・図星だよ、照れてる


だって皆の言葉や気持ちが、嬉しくない訳ないじゃん！




手越「・・・・・！この先・・・ここまでの道と違う・・・」


祐也の声に、私達は足を止めて先を見据えた


僅かに闇が晴れてきているのが分かる


日の光・・・ではないと思うけど・・・



私達は再び歩き出し、闇の先へ進んだ








「・・・・・！？」







広がる景色に、絶句する









さっきまでの道よりは見晴らしがいいけど、それでもそこは暗く、おどろおどろしかった


赤黒くくすんだ空から、所々黒い闇が液体の様にゆっくりと流れ落ちている


木々や岩、地面には、糸を張ったように闇が細かく纏わりついていた




異様な空間を前に、無意識のうちに体が震える



小山「何だよ・・・、ここ・・・」

手越「・・・気持ち悪い・・・」

加藤「空間を歪めてあるみたいだな・・・」

増田「というか、最早別空間だ・・・」


今まで以上に警戒しながら、足を進める






「！」





異質な空間の奥に、誰かがいた




確認する必要なんてない、その人は・・・






「・・・先代さん・・・」





こちらに向かって歩いてくる彼女は、漆黒の闇を引き連れているかのようだった

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