4人は神様！？ 13

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キセキ「覚えているかしら？一緒にチューリップを育てたこと」

「うん、覚えてるよ」

キセキ「貴女が育てた4色のチューリップ、綺麗だったな・・・」

「お母さんも・・・覚えていてくれたんだね」

キセキ「勿論よ、紫と、ピンクと、黄色と、緑、でしょ？」

「うん！そうそう！その4色！」

キセキ「一生懸命育てて・・・、花が咲いたって、嬉しそうに私に見せてくれたよね」

「お母さんが褒めてくれたのも嬉しかったよ！それから私、この4色が大好きになったの」




話したいことはいっぱいあった




・・・だけど、私にはやらなきゃいけないことがある



神妙な面持ちの私から何かを察したのか、キセキさんは口を閉ざし、私の発言を待ってくれた






「・・・お母さん」

キセキ「・・・何？」

「私・・・地界に行くね、NEWSが待ってるし、先代さんを止めないと！」

キセキ「・・・そうね、貴女ならそう言うと思っていたわ」

「うん・・・」

キセキ「・・・ねえ、A、一つだけお願いがあるんだけど、いいかな？」

「？」

キセキ「私はもうすぐ・・・消えてしまう、せめてその時まで、貴女と一緒にいたいの」

「お母さん・・・」

キセキ「一緒に戦うことは出来ないけど・・・、私も地界に行ってもいい？」

「勿論！お母さんと一緒だと心強いし！」

キセキ「ありがとう、お見送りしか出来ないかもしれないけど・・・」

「それでも・・・嬉しいよ、・・・行こう！」




私達は地界への道が通じた場所に向かった



地界への門・・・光は残っている




光の中に入り、私は三度、地界に足を踏み入れた

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