4人は神様！？ 10

act22-8 ページ47

襲ってくる地鬼を、祐也とシゲアキは次々と倒していく



その間も、絶えず街の方で光が放たれる





先代「てめえのせいで街は終わりだ、A」

手越「何がAのせいだ！どっちにしろ街を攻撃したくせに！」

先代「・・・ああ、そうだ、街が壊れる様を見せてやるか、街ごと壊されるかを選ばせてやったのさ」

加藤「・・・外道」



地鬼との戦いで二人は少しずつ疲労とダメージが蓄積している


それでも、まだ二人の方が優勢だった






ふと、光が途絶えたことに気付いた


空からの攻撃もなくなっている





「二人とも、大丈夫？もう少し・・・頑張って！」


それは二人への声援だけでなく、報告の意図もあった



街を守っていた貴久と慶一郎に、何か動きがある


先程の変化からそう確信した私は、それを祐也とシゲアキに伝えようとした



私の言葉を理解したのか、二人は力強い笑みを見せ、頷く








それからしばらく、現れ続ける地鬼を二人は蹴散らしていた



加藤「どれだけいるんだよ・・・！？」

先代「降参か？いくらお前らでもこの数相手に、しかも小娘を守りながらじゃ限界だろう」

手越「そんな訳ねえだろ、俺達は絶対に負けないし、Aも傷つけさせない！」

先代「強がっているが、まだこれだけを相手に出来るのか？」


そう言うと、先代さんの背後からたくさんの地鬼が姿を現した



一斉に、二人に向かってくる









・・・前に、どこからか放たれた雷と水に吹き飛ばされた





先代「何！？」

小山「A！お待たせ！」

増田「街はもう大丈夫だ！」



攻撃が放たれた場所から、貴久と慶一郎が駆け寄ってくる


苛立つ先代さんとは対照的に、私は胸が熱くなった




増田「あの光や街への攻撃は・・・お前が仕向けた地鬼だったんだな」

先代「・・・・・」

小山「観念しろ、先代」


NEWSの4人を前に、先代さんは俯いた




そして、くっくっくっ、と不気味な笑い声を出した

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