4人は神様！？ 10

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「・・・・・！？」


サダメさんの方を見ると、朱雀さん達がいる場所を指差していた


私の視線から皆さんに気付いたんだ・・・！


あれ程注意していたのに目を離すなんて・・・！私の馬鹿！




止めないと・・・！でもNEWSは四凶を相手にするだけでいっぱいいっぱいだ


かといって私にはどうすることも出来ない・・・


・・・仕方ない





「シゲアキ！朱雀さん達が！」

加藤「！？」


私の声に反応し、シゲアキは朱雀さん達に向かう地鬼に気付いた


すぐに飛行スピードを上げ、地鬼を追う



シゲアキが放った炎が、数体の地鬼を焼き払った


それによって残った地鬼達が止まり、その瞬間、シゲアキは朱雀さん達の前に出た


男性1「シゲアキ・・・」

加藤「・・・・・」

男性2「どうして・・・俺達を・・・」

加藤「・・・俺がそうしたいから」


振り向かずに、素っ気なく答える



迫ってくる地鬼を一体一体倒していくが、数が多くてきりがない


ただでさえシゲアキは、さっきの集中攻撃で大怪我をしている


また一斉に攻撃を受ければ、耐えられない



加藤「っ！」


傷の痛みを感じたのか、シゲアキは右腕を押さえた


地鬼が前方から向かってくる


間一髪、より高く飛んでそれをかわした


しかし地鬼はそのまま後ろの朱雀さん達に迫っていた



加藤「しまった・・・！」

「慶一郎！皆を助けて！」

小山「任せて！」


朱雀さん達の目の前に出現した水の盾に、地鬼がぶつかる





トウテツ「いいのか？そいつらにかまけていて」


トウテツの放った岩の破片が、祐也達の体を傷つける


手越「くっ・・・！」

加藤「皆！」

増田「大丈夫だ、シゲはそいつらを・・・」

トウコツ「・・・狙い、そいつらだけじゃない」


トウコツの水晶の動きを見て、彼の言う他の狙いに瞬時に気付いた


水晶が私目掛けて、急接近してくる


私は傍らの男の子を抱え、飛び退いた


そのまま地面に倒れ込む


通過した水晶は旋回して方向を変え、再びこちらに向かってきた


避けられない・・・！


そう判断した私は男の子を守るように覆いかぶさり、水晶に背を向けた

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