4人は神様！？ 7

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「すみませーん！」



朱雀さん達に聞こえるように、大声を出す


飛び回っていた朱雀さん達は、空中で動きを止めて私の方を見た




私を眺めているだけで、その場を動かない



しばらくして、一人の男性が滑空するように私の前に下り立った




男性「・・・人間・・・？」

「は、はい、Aといいます、あの・・・ここの皆さんは・・・朱雀・・・ですか？」

男性「ええ、ここは朱雀の里だから」


ほとんど確信していたけど、やっぱりそうだったんだ


「皆さんの羽根、とっても綺麗ですね」

男性「・・・ありがとう」


男性は私と話している間、ずっと無表情だ


少し気まずくなり、聞きたかったことを尋ねることにした


「あの・・・、加藤さんってご存知ですか？」

男性「・・・加藤シゲアキ・・・か」


ほんの少しだけ、男性の表情が険しくなった気がする


「加藤さんって、どんな方なんでしょうか？」

男性「・・・会ったことはないのか？」

「いえ、話したこともあるんですけど・・・」

男性「じゃあ、その通りの人」


素っ気ない答えが返ってくる


その通り、と言われましても・・・


「で、でも、加藤さんと皆さんは朱雀の仲間ですし、皆さんは私よりも加藤さんのことを知っているかと・・・」

男性「違う」

「え？」


突然私の言葉を遮り、男性は否定の言葉を口にした




男性「仲間じゃないよ、あいつは・・・」

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