4人は神様！？ 7

act16-11 ページ47

「キセキさん・・・」



キセキさんは私の近くまで来て、足を止めた



キセキ「貴女の決意、伝わりました」

「はい・・・」

キセキ「・・・貴女が天界に来てくれて・・・、天界に残ってくれて、本当に良かったです」


キセキさんは街の人達の方を向き、一礼した




キセキ「私が天界の姫であったのはかつてのこと、本来なら、彼女こそが天界の姫なのです」


一度私に視線を向け、再び天界の方々の方に向き直る


キセキ「Aさんは天界の・・・、皆さんのために出来ることをしようと頑張っています、誰かのために一生懸命になれることは・・・私は素敵だと思います」

男性1「だがそいつは・・・、地界の奴らを倒せない」

手越「それは俺達の役目だ、戦う力を持っていることが全てじゃない」

女性1「・・・そんな子に・・・、何が出来るっていうの？」

増田「それを今探してるんだよ、でも俺は・・・Aにしか出来ないことがきっとあるって・・・思ってる」

キセキ「ここまで天界のことを考えて下さる彼女は、私は・・・姫に相応しいと思います」

「・・・・・」


プレッシャーを感じ、下を向いてしまう


だけどそれ以上に皆の信頼に勇気をもらい、すぐに顔を上げた



「私は自分がしたいことを・・・、やるべきだと思ったことをしてきただけです、頼りない私を・・・たくさんの人が支えてくれました」


私はNEWS、キセキさん、そして街の人達を見渡した



「皆のためにも・・・、私は・・・これからも頑張りたいです！」




自信と熱意を籠め、思いを伝える


慶一郎がそんな私の頭に手を添え、優しく撫でてくれた


嬉しさとくすぐったさで、顔がほころぶ

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