検索窓
今日:13 hit、昨日:3 hit、合計:37,229 hit

act16-4 ページ37

夜、宮殿の入口を開けると、キセキさんがすぐそこに立っていた



私達はそのまま敷地内の長椅子まで歩き、そこに座った






キセキ「皆さんと食卓を囲めて楽しかったです」

「私もです、人間界にいた頃は当たり前だったのに、こっちでの生活が長かったせいか、なんだか新鮮に思えました・・・」

キセキ「・・・Aさん、ご家族は?」

「父だけです、母は・・・私が小さい頃に他界して・・・」

キセキ「そうでしたか・・・、すみません」

「いえ、お母さんとの思い出は、今でも私に勇気と元気をくれます」

キセキ「・・・お母様が・・・大好きなのですね」

「はい、とても・・・」

キセキ「貴女のような娘がいて、ご両親も幸せでしょうね」

「そんな、私は誰かの誇りになるような人間じゃありません・・・、キセキさんの方がよっぽど立派ですよ」

キセキ「そんなことありませんよ、だって貴女は、NEWSの皆さんを救ってくださったじゃないですか」

「皆が自分で過去を乗り越えたんです、私は何もしてません」

キセキ「私にはそうは思えません、貴女がいなければ、彼らは再び立ち上がることは出来なかったでしょう」


4人の強い覚悟、心の闇を振り払う勇気を、私は目の当たりにしている


ただそれだけ、乗り越えたのは彼等自身だ


それでもキセキさんにそう言われ、素直に嬉しかった


「私は自分がやりたいことを・・・、やるべきだと思ったことをしているだけです」

キセキ「それが・・・強さですよ」

「・・・そうかな・・・?」

キセキ「皆さんと一緒に・・・天界を救いましょう」

「・・・はい!」


キセキさんは私の方を向いて話していたが、ふっと空を見上げるようにして視線を外した

act16-4 2→←act16-3 2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
設定タグ:NEWS , ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天照(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しみにしていただき感謝感激です。頑張る活力をいただきました。 (2018年5月12日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - はじめまして!密かに読ませていただいています^^ 学校から帰って来てからの毎日の楽しみです!これからもすごく楽しみにしています!更新頑張ってください! (2018年5月11日 19時) (レス) id: d9ceb7abc3 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しんでいただき光栄な限りです。心遣い、心より感謝致します。 (2018年5月10日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - はじめまして♪いつも楽しく読んでます、無理せず頑張って下さいね♪ (2018年5月9日 20時) (レス) id: 86260494da (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天照 | 作成日時:2018年5月8日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。