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act16-2 ページ34

男性1「あんた、まだ帰ってなかったのか」

「え・・・」

女性1「もう姫じゃなくなったんでしょ?だったらここにいる意味ないじゃない」


そう指摘され、思い出した



私は本来、ここにいるべきじゃない


自分のわがままで、天界に残っているだけ


姫じゃない私を受け入れてくれない人は、たくさんいる


むしろ、こんな私を信頼してくれる方の方が僅かだ



男性2「何でまだ天界にいるんだ?」

「・・・それは・・・」

女性2「私達にはキセキ様がいる、貴女は・・・天界には必要ないのよ!」


街の人達から攻められ、私は俯いて一歩後ろに下がった



頑張っているつもりだけど、認めてもらえないのは、やっぱり辛い・・・




そんな私の前に、シゲアキが立ち塞がった



加藤「ずいぶん勝手なこと言うんだな、こいつが天界のためにどれだけ頑張ってるかも知らないで」

男性3「そんな小娘に・・・何が出来るって言うんだ!?」

女性3「その子に・・・地界の奴らをやっつけられるって言うの!?」

加藤「じゃあ聞くけど、あんたらに地界の奴らが倒せるのか?」

男性4「な・・・」

加藤「文句を言うことだけは一丁前で相手の気持ちに向き合おうとしないお前らに、こいつを責める権利はない」


シゲアキは私の手を掴み、街の人達の間を進んでいく


皆さんは怪訝な顔をしながらも、左右に退いて間に通り道が出来た



街の人達の間を通り抜けた後、シゲアキは立ち止って皆さんの方に目を向けた




加藤「お前らが何と言おうと、俺はAを信じる」




それだけ言うと、再び私の手を引いてその場を立ち去った


彼の言葉に心が揺さぶられ、後ろ向きだった気持ちも明るくなったのが分かる









私達はようやく、宮殿に帰ってきた




入口の前で、ふとある考えが浮かび、足を止める





加藤「どうした?」

「これから晩御飯だよね?」

加藤「ああ、それが?」

「今まで、皆別々に食べてたから・・・、皆で一緒に食べたいなって・・・」

加藤「そんな場所あるかな・・・?」

「広間にテーブルを用意出来ない?」

加藤「・・・どうだろう、ティアや時雨に聞いてみるか?」

「うん、そうしよう!」




という訳で、ティアや時雨さんに頼み、空いてる広間で皆で晩御飯を食べることになった



ティアが皆に声をかけてくれて、時雨さんや宮殿のお手伝いさんが場所のセッティングをしてくれた






食堂となった広間で、皆が来るのを待っている

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天照(プロフ) - 椿さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しみにしていただき感謝感激です。頑張る活力をいただきました。 (2018年5月12日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - はじめまして!密かに読ませていただいています^^ 学校から帰って来てからの毎日の楽しみです!これからもすごく楽しみにしています!更新頑張ってください! (2018年5月11日 19時) (レス) id: d9ceb7abc3 (このIDを非表示/違反報告)
天照(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!楽しんでいただき光栄な限りです。心遣い、心より感謝致します。 (2018年5月10日 19時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - はじめまして♪いつも楽しく読んでます、無理せず頑張って下さいね♪ (2018年5月9日 20時) (レス) id: 86260494da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天照 | 作成日時:2018年5月8日 19時

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