検索窓
今日:13 hit、昨日:36 hit、合計:34,323 hit

act15-1 ページ49

小山「玄武は天界の北方を治める種族で、北の玄武の里で暮らしている」



あれからまた、いつもと変わらない日常が続いている


地鬼が襲ってくることもあるけど、NEWSの皆が難なく倒している




今私は、慶一郎に玄武について教えてもらっています



小山「水を司る種族で、防御力や傷の回復は速いけど、戦いはそんなに得意じゃないんだ」

「へえ、ちょっと意外、慶一郎は強いから・・・」

小山「他のメンバーと比べれば大したことないよ、後は蛇を式神として使役出来る・・・くらいかな」

「ありがと、勉強になりました」

小山「そんな大層なこと教えた訳じゃないけど・・・」

「まだまだ天界のこと知らないから・・・、少しずつ、知っていきたいと思ってる」

小山「そっか、答えられる範囲なら答えるから、聞きたいことがあったら何でも聞いて」

「うん、ありがとう」

小山「・・・ねえ、A・・・」

「何?」


突然視線を逸らして表情が暗くなったので、私はちょっと心配になった



小山「・・・本当にごめんね、Aに酷い態度とって・・・辛い思いさせて・・・」

「え?」

小山「Aが天界に来たばかりの頃は、Aのこと良く思ってなかったから・・・」

「気にしてないよ、以前の自分は未熟だったから、慶一郎がそう思うのも当然だよ」

小山「ごめんね!でも今は・・・そんなこと思ってないから!」


やたら不安そうに言うので、正直戸惑ってしまう


「謝らないで、今までのことは気にしてないから」

小山「嫌われてたらどうしようって思ってたから・・・、でもAはそんなこと思ってなくて・・・本当に良かった」

「け、慶一郎、心配し過ぎだって・・・、今こうして仲良くなれたんだから、私は嬉しいよ」

小山「ううっ・・・、ありがとう、A、俺も嬉しい!」


慶一郎は涙目になっていた


何か私が悪いことをした気分になる・・・


「それよりさ、公園のお花の水やりを頼まれてるの、慶一郎も手伝ってくれる?」


咄嗟に思い出したことで、話題を変える


小山「勿論!今から?」

「ううん、明日」

小山「じゃあ宮殿の門の前で待ち合わせしよう」



慶一郎に笑顔が戻り、ホッとした





玄武の里の一件以降、慶一郎とよく話すようになった






ちょっと心配性なところもあるけど、優しくて、しっかりしている



もう以前のように冷たい視線を向けることもない






私を笑顔で見つめる慶一郎の瞳は、とても優しく、温かい

作者より→←act15 一人じゃない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
54人がお気に入り
設定タグ:NEWS , ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天照 | 作成日時:2018年4月17日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。