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刹那、体がふわりと浮いた感覚がした
ふと腰辺りにちょっとした圧迫感を感じ、視線を向ける
黒い蛇が、腰辺りに巻き付いていた
蛇に引っ張られるように、私の体が強い力で引き寄せられる
蛇が巻き付く感覚がなくなったかと思えば、誰かの腕に包まれているような、優しい温もりを感じた
顔を上げ、私を支えているその人の姿を確認する
「・・・小山さん・・・!?」
小山さんは片手で私を抱え、もう片方の手で槌を握り、前に突き出していた
キュウキ「玄武・・・!」
苦虫を噛み潰したような表情で、キュウキはこちらを見ている
小山「言っただろ?皆に手出しはさせないって」
キュウキ「ここまで私の邪魔をして・・・、ただで済むと思うな!!」
キュウキは槍を突きつけ、光を溜めた
それが放たれるより早く、小山さんが放った水がキュウキを遠くへ飛ばす
小山「皆!ここは頼む!あいつは俺に任せて!」
男性3「慶一郎様・・・」
小山「ありがとう、助けに来てくれて・・・、皆で・・・里を守ろう!」
男性4「はい!」
小山さんは玄武の皆さんを見渡した後、私の方を見た
小山「後は・・・あいつを止めるだけだ、もう少しだけ・・・力を貸して」
「小山さん・・・」
彼の瞳には、強い想いと熱が籠っていた
小山「お願い!一緒に戦って!A!」
小山さんの言葉に、私は力強く頷いた
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天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天照 | 作成日時:2018年4月17日 19時