act14-16 2 ページ41
キュウキ「小娘が・・・余計なことを・・・！」
「皆さんは・・・強い絆で結ばれている、貴方がどれだけ恐怖を与えようと、負けたりしない！」
キュウキ「絆だと・・・？弱くて群れなければ何も出来ないだけだろう！？」
「それって・・・悪いことなの？力を合わせることって、そんなにかっこ悪いこと？私はそうは思わない」
キュウキ「何・・・？」
「認められないならそれでもいい、かっこ悪くても構わない！皆さんの絆は・・・なくなったりはしない！」
キュウキは露骨に苛立ったような表情をしている
私を睨む目からも、怒りが感じられる
キュウキ「さっさと逃げていれば良かったものを・・・！」
「小山さんを置いて逃げることなんて出来ない、だって皆さんの絆を繋いだのは・・・小山さんなんだから」
キュウキ「だから・・・何だと言うんだ！」
「玄武さん達は、小山さんを助けたい一心でここに来た！その思いがあったから・・・不可能だと思っていたことも出来たんだよ！」
私は顔を上げ、巨大な盾を見上げた
目に見えて、波の勢いが落ちている
私は、今度は視線を小山さんに向けた
「小山さん、皆さんの思い、伝わりましたか？玄武さん達は皆・・・小山さんが大好きなんです」
小山「・・・・・」
「かつて貴方が里や皆さんを守ろうとした思いが、玄武さん達に勇気を与えてくれたんです、その時の思いが・・・皆さんを結び付けてくれたんです！」
小山「・・・・・」
「もう一人で苦しまないで下さい、私も・・・皆さんも・・・貴方のことを信じていますから」
私は玄武さん達の方を振り返る
玄武さん達はこちらを向き、力強く頷いた
水の盾が、大波を完全に押し返した
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天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (
レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天照 | 作成日時：2018年4月17日 19時
