act14-12 2 ページ33
耳を疑うと同時に、恐怖が湧き上がる
けれど私以上に恐怖を感じているのは、その惨状を一度目の当たりにしている玄武さん達に違いない
「それって・・・どういうこと!?」
キュウキ「すぐに分かりますよ」
「・・・大波を・・・里に・・・?」
キュウキ「ほう、よく分かりましたね、・・・ああ、彼らにあの時のことを聞いたのですね」
キュウキは・・・その時のことを知っているの・・・?
キュウキ「あの時は少々不十分なところもありましたが、結果里は壊滅しましたので、成功と言っていいでしょう」
「え・・・!?せ、成功って・・・」
キュウキ「あの波は我々地界人の策によるものです」
地界の人が・・・大波を・・・!?
湧き上がった怒りが、先程まで抱いていた恐怖を打ち消していた
「酷い・・・!」
キュウキ「天界を滅するためならば、いかなる手段にでも出ますよ」
キュウキは槍を出現させ、私に先端を向けた
キュウキ「特別に選ばせてあげましょう、玄武達と共に水の底に沈むか、今ここで私に倒されるか」
キュウキが少しずつ歩み寄る
「・・・・・!」
彼から目を離さないまま、後退りする
刹那、キュウキの背後から水が勢いよく放たれた
キュウキが振り返ると同時に彼に命中し、吹き飛ばす
「・・・小山さん・・・!」
水が放たれた場所に、槌を構えた小山さんが立っていた
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天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天照 | 作成日時:2018年4月17日 19時