検索窓
今日:20 hit、昨日:8 hit、合計:34,294 hit

act14-12 ページ32

手の甲に、冷たい何かが落ちる感覚がした


空を見上げると、薄暗い雲に覆われている




「・・・雨だ・・・」

男性1「あちらに雨を凌げる場所があります」


私は玄武さん達と一緒に、岩壁に開いた穴に入った



雨は瞬く間に勢いを増し、風を伴ってどんどん強くなる


雨宿りしていても、水がかかる


男性2「・・・困りましたね」

男性3「雨が止むまで、こちらにいて下さい」

「すみません・・・」


さっきまで晴れていたから、雨具の類は持ってきていない


あってもあまりにも雨が強過ぎて、とても出歩ける状況じゃないけど・・・








「雨・・・止みませんね・・・」

男性4「この間も雨でしたね・・・」

男性5「・・・あの時も・・・こんな激しい雨が・・・」


あの時・・・?


ひょっとして、玄武の里に大波が襲ってきた時のことかな・・・?






男性1「・・・里の奥を見てきます、A様はここにいて下さい」

「ま、待って下さい!私も行きます!」


妙な胸騒ぎを覚え、私はそう言った


玄武さん達は困ったような表情をしていたが、私の頼みを了承してくれた



皆さんに続いて、里の奥へ向かう






そこには、かなりの数の人達がいた


皆、玄武なのかな・・・?




男性1「ここは・・・無事みたいですね・・・」


玄武さんが辺りを見渡して確認する









キュウキ「ごきげんよう、玄武の諸君」




全員が一斉に、声がした方を向いた




「貴方は・・・!」

キュウキ「おや、こんなところで貴女に会えるとは・・・」


こちらに向かって、キュウキが歩いてくる


玄武さん達は怯えた様子で、キュウキから離れた



キュウキ「せっかくです、貴女もご覧になるといい、この里が水に沈む様を!」

act14-12 2→←act14-11 2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
54人がお気に入り
設定タグ:NEWS , ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天照 | 作成日時:2018年4月17日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。