4人は神様！？ 6

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〜小山side〜



それからしばらく経った頃、俺は天界に現れた『姫』を守るための『守護四神』として、宮殿に赴いた


そこでキセキや『NEWS』の仲間達と過ごしていくうちに、皆のことを大切に想うようになった


皆と触れ合い、俺は玄武以外の人にだんだん心を開くようになっていた


玄武の皆も、天界のために力を合わせることが多くなり、他の種族とも協力し合うようになっていった



更に、嬉しい知らせが耳に入った


一度は壊滅した玄武の里が、復旧してきているというのだ




新しい居場所、かけがえのない仲間達


戦いが続く中でも、幸せな時間を感じ、過ごしていた









男性1『もう俺達を巻き込まないでくれ！』

男性2『お前の勝手な行動に振り回されるのは懲り懲りなんだよ！』

男性3『これ以上お前に協力するもんか！』








小山「・・・・・！！」





脳に直接響くような声で、俺は飛び起きた


息が上がっており、冷や汗も流れている


落ち着いて辺りを見渡すと、自分の部屋の中だった


外も室内もまだ暗い




・・・夢か・・・





里が波に飲み込まれた時のことを思い出し、体が震える


大波への恐怖ではない


たった一人、取り残されたこと・・・





勝手で無謀な提案に、大切な仲間達を巻き込んだ


いつも困った時は、力を合わせて乗り越えてきた


皆に頼れば何でも解決すると思い込んでいた




そんな独りよがりな俺を・・・誰も助けてくれるはずがない・・・





もう・・・大切な人達を傷つけたくない・・・


自分のせいで・・・苦しめたくない・・・




だから俺は、何もかも自分一人で何とかしようと決めた






俺自身のことで、皆には負担はかけない


勿論皆のことは信じてるし、皆から頼られるのは嬉しい


でも・・・俺の背負っているものを・・・皆にまで背負わせたくない






これでいい、俺がどんなに辛くても、皆には迷惑をかけない




俺は誰にも頼らない、皆のためにも・・・








これが・・・俺の望んだことなんだ・・・

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