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act14-4 ページ21

男性1「驚かせてごめんよ、お嬢さん、怪我はないかい?」

「は、はい・・・、大丈夫です」


男性に手を引かれ、私は立ち上がった


驚かせた、とはどういうことだろう・・・?



男性2「・・・人間?ひょっとして、姫様!?」

男性3「姫様!?も、申し訳ございません、とんだ御無礼を・・・」

「いえ、私は姫ではありません、それに・・・大丈夫ですから・・・気にしないで下さい」

男性4「さ、左様でございますか・・・」

「さっきの蛇は、一体・・・」

男性5「あれは我々の能力です、訪問者が来るなど滅多になかったので、ちょっとからかってしまいました・・・」

「能力・・・?あの、皆さんは・・・?」

男性1「我々は、玄武の一族です」


玄武!?じゃあここは・・・玄武の里なの?


男性2「我々玄武は水を司り、今の様に蛇の式神を使役することも出来ます」

「そうだったんですか・・・、じゃあ、小山さんも・・・」

男性3「慶一郎様をご存じなのですか!?」

「あ、はい・・・、あまり話したことはありませんが・・・」

男性4「あの方は玄武の代表です、今は・・・姫様と一緒にいるのでしょうか・・・」

「はい・・・、キセキさん・・・姫様も、小山さんのこと頼りにされていました」

男性5「そう・・・ですか」


玄武さん達の表情が暗くなる


小山さんのことで・・・何かあるのかな?


「小山さんは優しい方だって・・・聞いています」

男性1「はい、それはそれは仲間を大切に想うお方です」

「あの、もし小山さんに何か伝えたいことがあれば、私が伝えますよ」

男性2「・・・・・」


玄武さん達は突然黙り込んでしまった


私は驚きと、悪いことを聞いてしまった申し訳なさを感じる


「ご、ごめんなさい、勝手なこと言って・・・」

男性1「では・・・一つだけよろしいでしょうか?」

「はい・・・」


私の言葉を遮り、玄武さんが口を開く


言うのを躊躇っているのか、一旦言葉を止めた


男性1「・・・あの時のこと、本当に申し訳ないと思っております、どうかもう・・・全てお一人で抱え込まないでください・・・と・・・」


その人の言葉から、懺悔の念が感じられた


「分かりました、伝えておきます」

男性1「・・・ありがとうございます、お嬢さん」

「Aです、では、失礼します」


私は玄武さん達に頭を下げ、里を後にした








あの時・・・?申し訳ない・・・?









一体あの人達に・・・小山さんに・・・何があったのだろう・・・

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天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天照 | 作成日時:2018年4月17日 19時

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