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キセキ「・・・Aさんのお気持ち、確かに伝わりました」
静寂を破ったキセキさんの発言に、全員の視線が彼女に集まった
キセキ「分かりました、私は貴女を受け入れます」
嬉しかったけど、それと同じくらい驚いた
小山「キセキ!?」
先代「どういうことだ!?こいつはもう天界に必要ねえんだぞ!」
キセキ「彼女を必要としている方がいるのも事実です」
加藤「そんなの、天界全体から見たら一握りでしかないだろ」
手越「そんな一握りの人の思いでも、Aは蔑ろになんてしない」
増田「Aの頑張りに・・・相手を想う気持ちに救われた奴もいる、俺達だってそうだ」
ティア「A様は信頼出来る方です」
小山「・・・・・」
先代「・・・勝手にしろ、だが、私は認めない」
小山さん、加藤さん、先代さんが立て続けに部屋を出ていった
手越「ありがとう、キセキ!」
キセキ「いえ、お二人も無事で何よりです」
増田「悪かったな、もっと早く戻ってきていれば良かったのに・・・」
キセキ「お気になさらないで下さい、さて、Aさん」
「はい?」
キセキ「お疲れでしょう?ティアさん、お部屋まで案内してあげて下さい」
ティア「了解です、キセキ様」
「部屋って・・・もしかして・・・」
キセキ「貴女が使っていた部屋です、掃除はされていますが、家具の配置などは貴女が出ていった時のままにしてあります」
「え・・・?」
キセキ「何となくですが・・・、貴女ならまたここに戻ってくるような気がしていたのです」
それって・・・戻ってきたら初めから私を受け入れるつもりだったってこと・・・?
「・・・ありがとうございます」
キセキ「いえ、・・・さ、ゆっくり休んで下さい」
「はい、ティア、お願い」
ティア「了解です、こちらに・・・」
私はティアに続き、自分の部屋に向かった
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天照(プロフ) - 久瑠実さん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!しばらく更新出来ず申し訳ありません。これからまた頑張ります。 (2018年5月6日 18時) (レス) id: a981c9ad02 (このIDを非表示/違反報告)
久瑠実(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年5月6日 10時) (レス) id: ce7da4087f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天照 | 作成日時:2018年4月17日 19時