カシスの香りに包まれて ページ24
「んっ…うーん」
なんだろ…いつものベッドじゃない
すごーく、ふかふか〜♪
そして、いい香りがする〜カシス系かな？
でも…ちょっと頭痛い…
あぁー、昨日…杉浦専務に飲まされて…
部屋で休むか聞かれて………
「はっ！！！！」
一気に記憶がクリアになって飛び起きた
しまった…やらかした…
でも、服は………
あれ？着替えてる…？
でも、ホテルに備え付けのバスローブではない…
そして…ここは…？
明らかに誰かの家で…
まさか、家に連れていかれた！？
「いっ、痛い…」
飛び起きたせいで頭はガンガンする
「おぉー、やっとお目覚めですか？眠り姫♪」
天音先輩？
って事は、ここは先輩の家か…でもなんで？
「具合はどう？気持ち悪くない？」
「大丈夫です、少し頭が痛いけど…あの、先輩これ…服とかベッドとかすみません…私が占領しちゃって…」
「あぁー。服はそうだけど…寝床は
主…って、ここ先輩の家じゃないの！！？
「おーい、あなたの大事な姫が目を覚ましましたよ〜」
『ん！？別に俺のじゃ…』
ドアの向こうから顔を除かせたを人は…
「櫻井本部長！？」
って事は、ここは櫻井さんの家なの？
どうしよう…完全に終わった…
こんな醜態さらして、
会社でどんな顔合わせしたらいいの…
「Aさーん。とりあえず、翔さんに感謝しな？」
二宮まで居るの…！？
これは夢だ…うん、夢だ
もう一度に寝て起きたら…
頭が隠れるくらい布団をかぶると
「Aちゃーん、現実と向き合いましょうか(笑)」
二宮から布団を引き剥がされる
『すまなかった。俺の確認不足で…』
突然櫻井さんが謝ってきた…
「え！？」
どういうこと？
謝らなきゃいけないのは
この状況からして、私なのに…
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作者名：二葉(ふたば) | 作成日時：2018年2月16日 23時
