年下犬系彼氏の事情【松野千冬】

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あれから時間は経ち…
　
　
　

私は千冬君たちのレジを担当していた。

　
　
　

千冬「頑張ってくださいね！」

ニコッと微笑む彼を見るといつもはしあわせな気持ちになるけど、少しモヤモヤが続いていた｡

「ありがとう！」

頑張って顔に出さないように笑ってみせた。
　
　

♪〜
　
　
「ありがとうございました〜！」
　
　
　


はぁ…千冬くんが来て嬉しかったのに、

　

　


まさかこんな自体になるとは…
　
　
　
　

バイト時間ももう少しあるし、
仕事の事だけ考えよう。
　
　
　
　
　
　
　
　
　

「ふぅ〜終わったぁ」
　
　


ロッカーで制服に着替えたあと、スマホを確認した。
　

千冬今日は無理言って押しかけてすみませんでした(汗でも、Aさんのバイトの制服似合ってました！気をつけて帰ってくださいね！)

　

千冬君優しいなぁ。


　
Aありがとう!またおいで!
　


返信して、ロッカー室を出ると同じバイト仲間の逞くんが居た。
　
　
　

逞「あ！Aちゃんおつかれ！」

「おつかれ〜！逞くんもこれから上がり？」

逞「おう！」

「そっか！…じゃあ、いくね！お疲れ様〜！」

逞くんに挨拶をして歩くと"ちょっと待って"とガシっと腕を掴まれた。

「え…っ？逞くん？？」
　

いきなり掴まれたからびっくりした。
　
　

　


逞「途中まで一緒に帰らない？ほら、Aちゃん女の子だし、一人じゃ危ないでしょ？」

「え…っ、でも、、ちょっ！」
　
　
　
　
　
　
私が答える前に逞くんは私の腕を掴んだまま店を出て歩き出した。

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