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【Aside】







叫び声を上げながら部屋から出る

沖田くん、新八くん、神楽ちゃん



残された怖がりの2名は今度こそ騙されまいと

ゆっくりと後ろを見遣るが……



赤い着物の女とばっちり目が合う




その瞬間






「「ーーーーーッッ!!!」」







声にならない叫び声を上げた後、

襖を思いっ切り蹴って部屋から出ていく






『あれ?なんか2人の背中に……あ、』






走り去っていく2人の背中には赤い着物の女が

ぼーっと眺めていたが







『えっ、皆無視?

幽霊にまで無視されたんやけど』






1人取り残された、……何となく解せぬ



あの女、幽霊やないのになぁ

いやまぁ、あの顔は幽霊に見えるか



とりあえず蚊取り線香と縄を探しに行く

あるとすれば蔵とかか



















【新八side】






「やられた、今度こそやられた……」





先程聞こえた悲鳴に、残していった3人について考える






神楽「デモ、Aの声は聞こえなかったアル

銀ちゃん達が走ってきた時も一緒じゃなかったネ……」






心配そうに言う神楽ちゃん


確かに、部屋から逃げでてからAさんは見ていない

声すらも聞こえなかった






沖田「さァな、あの人は大丈夫だろ

しめたぜ、これで副長の座は俺のモンだ」




新八「言ってる場合か!!!」






とりあえず灯りを確保しよう



喧嘩している沖田さんと神楽ちゃんを他所に

たまたまあった蚊取り線香に火をつける



ぼやっと周りが明るくなった


が、

蔵の扉の隙間からこちらを覗く何かが視界に入る







新八「ギャァァァァァ!!

ででで出すぺらどォォォォ!!


すんまっせんとりあえずすんまっせん

マジですんまっせん!!」






ぎょろ、っと効果音が付きそうなほどの見開き、

此方を見詰めてくる目


すかさず土下座しながら

後ろで喧嘩をしていた2人の頭を掴む






新八「てめぇらも謝れバカヤロォォ!


人間心から頭下げればどんな奴にも

通じんだよバカヤロォォ!」






そのまま土下座させ頭を一緒に打ち付ける

マジで勘弁して




しばらく謝っていると









『あ、新八くん』




新八「え?」






いつの間にか赤い着物の女は居なくなっていて

Aさんが蔵に入ってきた







新八「あ、え、外に赤い着物の女居ませんでしたか?」





『ん?さっき飛んで行ってたで?

なんかから逃げてるようやったから来てみたけど……


お、ビンゴやな』

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作者名:か。 | 作成日時:2022年2月6日 0時

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