10.こりゃあひでぇや ページ11
薬研Side
驚いたな……。
あんなノホホンとしたのが、一気に警戒心剥き出しになった。
薬「…大将は、過去に何かあったのか？」
大将は少し目を伏せて、布団をｷﾞｭｯと握った。
『…………そ、うだね。
何かあったかと聞かれれば、勿論あったよ。
でも、君たちより酷くはないね。』
雰囲気がまたさっきのように落ち着いた大将は、枕に顔を埋めた。
大将は、どこか不思議なんだよな。
薬「なあ、大将。
………今、演技してたりするか？」
俺っちの言葉に、大将は瞳を大きく見開いた。
『ふふっ………バレた？
いやあ、この小説にね。「シリアスな空気もたまには必要だよ〜」って言われたからさぁ。
僕、頑張っちゃった。』
ふふっと笑う大将に、俺っちはガックリと項垂れた。
今の緊迫感はなんだったのか、と正直心の中で怒った。
まあでも、此方ののんびりしてる大将の方が好きかもな。と大将を見つめる。
多分、加州の旦那あたりが置いていったのだろう。
三色団子をパクリと食べて、そのまんまゴクンと飲み込む大将を見つめた。
団子を……パクリ…………と…の…。
『……ぐっ！？』
薬「うぉおおおおお！！？
大将おおおおぉおおおお！！！」
バシバシと背中を叩き、団子を無理矢理吐かせる。
大将は咳き込んだ後、ニコリと此方を見て微笑んだ。
『…助かったよ、有り難う。
えーと……………誰だっけ。』
その言葉に、思わず固まる。
……今度の主は、三日月の旦那と髭切の旦那より……
ひでぇな。
遠い瞳で、俺っちは微笑んだ。
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せんら(プロフ) - えれんさん» 有り難うございます！こんな凡ミスありますかね……(´¨`)ｼｮｯｸ…。早急に直させていただきます！有り難うございます！ (2019年9月9日 7時) (
レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
えれん(プロフ) - いきなりすみません。燭台切光忠の台詞の前の燭が間違ってましたよ。お話、とても好きです！更新楽しみにしてます！ (2019年9月9日 0時) (レス) id: 6299e122f8 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - せんらさん» はい、頑張りましょう！(´∇｀) (2019年9月8日 8時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - うわばみさん» うわばみさんｯ！！見てくれたんですね！有り難うございます！！これからも頑張りますので、お互い頑張りましょう！(*´∀`*) (2019年9月8日 6時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - 続きがとても気になります。これからも頑張って下さい。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せんら | 作成日時：2019年7月27日 21時
