【銀魂】四葉の魂 ｰ 2

68/前方にはご注意を ページ18

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Aは土方が見つけた貼り紙の情報を元に歩き始めた。


「多分この辺りのハズだがなァ」

「土方さん」

「ん？」


名前を呼ばれてAを見る土方。Aは何故か塀に張り付いて、前を見ていた。


「何やってんだ、お前？」

「危ないですよ？」

「はァ？」


土方はAが向いている方向──正面を見る。すると、そこから異様な量の砂埃が舞っていた。そして、そこからは人影が…


「｢うわァァァァァァァァァァァァ!!｣」
「ワンワンワンワンワンワン」


見覚えのある顔。しかし、その顔の人物二人は何故か頭に包帯を巻いる。そしてもう一つ──巨大犬が二人を追いかけ回していた。

二人と一匹はそれぞれ、逃げる事と追う事に周りが見えないのか、真正面に立っていた土方に気づかずそのまま体当たり。土方は上へ消えた。


「あれは──」

「がッ!!」


土方が落ちてきた。


「ザマァ見ろ」

「オイ、何か言ったかA。それにしても、アイツじゃねーか」


土方は、巨大犬から逃げ回っていた二人のうち一人が坂田銀時である事に気づいた。

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