百合華お姉さん ページ4
4話
―――――――――――――――――――――
A
「え、あぁ...え?」
結衣
「とりあえず!倒したってこと。わかった?」
結衣は少し強めの口調で言った
A
「う、うん」
結衣
「あ、そうだ!放課後、百合華お姉さんの所に行って聞いてみよ!」
犬奈
「おう、いいぞ」
翼
「俺も行くよ」
明花
「あ、百合華姉のとこに行くのか?そんなら私も行く!」
A
「ゆ、百合華お姉さん...?」
翼
「Aも一緒に行く?」
A
「え、うん」
結衣
「じゃあ行こう!」
―――――――――――放課後―――――――――――
結衣
「みんないるね?じゃあ行こ!」
数分後
翼
「フゥ...着いたね」
結衣
「うん。百合華お姉さーーーーん!!」
明花
「百合華姉ーーーーーーーーーー!!!!!」
百合華
「はぁいっ...」
遠くのほうで、声が聞こえた。
するとザワザワッっと風が吹いた
前を見ると、とっても大きい木を抜かすほどの狐が一匹...
百合華
「どうしたの?」
よく見ると狐の耳と耳の間に座っていた
服装は、足までのワンピを着ててその周りに鈴がついている
傘のところにも鈴があった
チリリリリン
百合華
「今日は一人、知らない子、がいるわね」
ゆっくりと喋る百合華さんという人。
マイペースなのだろうか...
翼
「あーこの子は結衣たちと同じクラスのAだよ」
百合華
「そうなのねぇ、ところで、今日は、何の用かしら」
明花
「今日なー教室にでっけー蜂が入ってきたんだ、それを百合華姉に見てもらいたくてさ」
百合華
「あら、そうなの、教室に入ってくるなんて、珍しいわね」
明花
「そうだろ?!ほら、これ見てくれよ」
百合華
「本当ね...本当に珍しい。そんな大きいのが教室に入ってくるのね...多分
迷い込んだのか、何かを狙っていたのかもね」
犬奈
「そうなのか?狙っていたって...何をだ」
百合華
「そうねぇ...そういう蜂は“瑠璃”を狙っているのが多いのよねぇ...」
私が会話に入っていけないのをほっといてドンドン話が進んでいく
瑠璃とか、百合華さんのこともよくわからないし
犬奈
「でも結衣とか翼狙ってなくて、私を狙ってたが...」
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作者名:然音 x他3人 | 作成日時:2020年7月10日 21時