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その声と一緒に駆け出したのは僕だった。
悟「……っは?」
五条悟様の1歩前まで来て、飛んでと体を回転させて五条悟様の顬当たりを狙って足を振り上げた。
悟「……」
五条悟様はそれを腕で受け流して1歩後ろに下がった。
硝「今のA見えた?」
傑「ギリギリ?」
硝「だよね」
五条悟様は目を爛々とさせ驚きながらも口角をあげていた。
悟「なんだよ、お前やるじゃん。じゃ、今度はこっちから!!」
僕の腹目掛けて振った拳をギリギリのところで受け止めた。
やっぱり強いなぁ…さっきのと比べると全然速さが違う……
そして五条悟様はそのまま僕の足元目掛けて足をはらった。
僕は意図も容易く倒れた。
悟「……は?」
『…?』
目の前で呆気にとられている五条悟様。
勿論僕も何が起こったのかはわかっていない。
だって普通これくらいで倒れないし……
頭には?が浮かんでいる。
悟「お前……手抜いて…ないよな。」
僕の困惑している雰囲気を読み取った五条悟様は取り敢えず僕に手を貸してくれた。
悟「はい、捕まって」
『五条悟様のお手を煩わせる訳にはいかないので』
が、僕は夏油様同様やんわりと断り、自分でたった。
つもりだった。
また倒れた。
糸が切れた人形のようにぐしゃっと。
傑「大丈夫かい?……やっぱりさっきので足を怪我したんじゃないのかい?」
『いいえ、違いますよ。お気になさらず。』
一連の流れを見ていた傑さんと、家入様が僕達の元へやってきた。
硝「一応診るから足の裾めくって」
『…気にしないでください。』
硝「何言ってんの、さっき悟に足はらわれたとき普通じゃない倒れ方したでしょ?いいからみせて。」
倒れたままの僕の足に家入様が手を伸ばした。
それを僕は瞬時に掴んで止めた。
『申し訳ありませんが、大丈夫です。御気遣いありがとうございます。』
硝「………」
唖然としている家入様を他所に僕はまた立ち上がった。
若干ふらついていたものの直ぐになおった。
『服が汚れたので少し洗ってきます。』
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終わりの芝生(プロフ) - きゃんでぃべあさん» 夏油くんなら真顔で人の精神余裕で抉ること言ってきそうだなって思ったので……ありがとうございます!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 成瀬さん» ありがとうございます!! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - トサカ頭に悪い奴はいないさん» うわぁ!嬉しい!!ありがとうございます!!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 黒猫静さん» ありがとうございます!神だなんてとんでもない笑頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃべあ(プロフ) - 夏油くんのぶりっ子ちゃんに対しての言葉が面白かったです(笑)ストーリー性めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2021年1月10日 18時) (レス) id: f7948ae81a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:終わりの芝生 | 作成日時:2020年12月30日 13時