検索窓
今日:54 hit、昨日:16 hit、合計:797,362 hit

12 ページ12

その声と一緒に駆け出したのは僕だった。


悟「……っは?」


五条悟様の1歩前まで来て、飛んでと体を回転させて五条悟様の顬当たりを狙って足を振り上げた。


悟「……」


五条悟様はそれを腕で受け流して1歩後ろに下がった。



硝「今のA見えた?」

傑「ギリギリ?」

硝「だよね」



五条悟様は目を爛々とさせ驚きながらも口角をあげていた。


悟「なんだよ、お前やるじゃん。じゃ、今度はこっちから!!」


僕の腹目掛けて振った拳をギリギリのところで受け止めた。

やっぱり強いなぁ…さっきのと比べると全然速さが違う……


そして五条悟様はそのまま僕の足元目掛けて足をはらった。





僕は意図も容易く倒れた。

悟「……は?」

『…?』


目の前で呆気にとられている五条悟様。

勿論僕も何が起こったのかはわかっていない。



だって普通これくらいで倒れないし……

頭には?が浮かんでいる。



悟「お前……手抜いて…ないよな。」


僕の困惑している雰囲気を読み取った五条悟様は取り敢えず僕に手を貸してくれた。


悟「はい、捕まって」

『五条悟様のお手を煩わせる訳にはいかないので』

が、僕は夏油様同様やんわりと断り、自分でたった。


つもりだった。

また倒れた。

糸が切れた人形のようにぐしゃっと。



傑「大丈夫かい?……やっぱりさっきので足を怪我したんじゃないのかい?」

『いいえ、違いますよ。お気になさらず。』



一連の流れを見ていた傑さんと、家入様が僕達の元へやってきた。


硝「一応診るから足の裾めくって」

『…気にしないでください。』

硝「何言ってんの、さっき悟に足はらわれたとき普通じゃない倒れ方したでしょ?いいからみせて。」


倒れたままの僕の足に家入様が手を伸ばした。


それを僕は瞬時に掴んで止めた。



『申し訳ありませんが、大丈夫です。御気遣いありがとうございます。』

硝「………」



唖然としている家入様を他所に僕はまた立ち上がった。

若干ふらついていたものの直ぐになおった。







『服が汚れたので少し洗ってきます。』

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (651 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1702人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

終わりの芝生(プロフ) - きゃんでぃべあさん» 夏油くんなら真顔で人の精神余裕で抉ること言ってきそうだなって思ったので……ありがとうございます!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 成瀬さん» ありがとうございます!! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - トサカ頭に悪い奴はいないさん» うわぁ!嬉しい!!ありがとうございます!!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 黒猫静さん» ありがとうございます!神だなんてとんでもない笑頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃべあ(プロフ) - 夏油くんのぶりっ子ちゃんに対しての言葉が面白かったです(笑)ストーリー性めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2021年1月10日 18時) (レス) id: f7948ae81a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:終わりの芝生 | 作成日時:2020年12月30日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。