検索窓
今日:8 hit、昨日:29 hit、合計:56,469 hit

喧嘩 ページ7

同じマンションに住んでいた会社の後輩である優希くんとバッタリ会う事が多くなった。



同じマンションという共通点もあってか今まではあまり話さなかったのに沢山話し掛けられるようにもなった。




上がり時間が被るともちろん家の方向が一緒だから一緒に帰るようにもなる時もあって、



優「Aさんって、優しいですよね」



ってお世辞を言ってくれる優希くんの笑った顔は、やっぱり少しだけたくに似ているような気がして


優希くんに会う度に、たくに会いたくなる。





優希くんと会話をしながらも頭の隅で




今日は家にいるかな、とか


家行っても迷惑じゃないかな、とか


会いに行っていいかな、疲れてるかな、って




彼の事を考えてしまう。






エレベーターから下りて優希くんと別れると


こっちを見ながらドアを開けるたくの姿が目に入った。





「おかえり」



小走りで近寄って声をかけると



「ん、ただいま」



って軽く言ってすぐに家に入ってしまった。






疲れてたのかな。






それなりに体力を使う仕事だから、私の存在が負担にならなければなって思っていて。


家で曲を作ったり歌詞を書いたりしてるのかなと思うと、あまり簡単に踏み込んではいけない気がしてた。



応援したいから。


頑張って欲しいから。


頑張ってる彼を見て、私も仕事頑張ろうって、思えるから。









…そう思って、適度な距離を保っていた、のに。









次の日の夜、人混みの中彼が女の人と歩いてるのを見てしまって、



完全に、動揺を隠しきれなかった。

喧嘩→←酔っぱらい彼女



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
147人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

らむね(プロフ) - Aさん» そんな事言って下さってうれしい限りです(>_<)気まぐれなゆっくり亀更新ですが楽しみにお待ち下さい!! (2018年1月1日 4時) (レス) id: 64f520ad7e (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ほんとに一番好きな作品できゅんきゅんしっぱなしです(´;ω;`)次の更新も楽しみにしてます(o^^o) (2018年1月1日 3時) (レス) id: da8fd23d44 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みあ | 作成日時:2017年11月8日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。