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先生からアドバイスを受けたが、簡単に今までの意識は抜けない。
それでも、少しずつ、定期テストで点数を取るための勉強というものが理解できるようになってきた。
……私の解くスピードはかなり遅くなっちゃったけど。
「とりあえず寺坂には勝てそうでよかったわ」
「は！ 油断して調子こくんじゃねぇぞ！」
そんな言い争いをしていると、先生のスピードが昨日よりも急上昇していることに気づいた。
授業後にはすっかり疲れ切ってしまったのか、教卓でぐったりとしている。
「………流石に相当疲れたみたいだな」
「なんでここまで一所懸命先生をすんのかね〜」
「……ヌルフフフ、全ては君達のテストの点を上げるためです。そうすれば……」
先生のおかげでテストでいい点を取れたと、生徒達から尊敬の眼差しを浴びたり、その評判を聞いた近所の巨乳女子大生にも囲まれたりされたいらしい。
それを想像しているからか、先生はニヤニヤしていた。
……煩悩だらけだ。
「いや、勉強の方はそれなりでいいよなー」
「うん、なんたって暗殺すれば賞金百億だし」
「百億あれば、成績悪くてもその先の人生バラ色だしね」
「にゅやッ、そういう考えをしてきますか！」
「俺達エンドのE組だぜ殺せんせー」
「テストなんかより、暗殺の方がよほど身近なチャンスなんだよ」
そう言うクラスメイトは、どこか自嘲しているようにも見えた。
E組の生徒であるという劣等感は、思ったよりも深いところに根付いているのだろう。
その言葉を聞いて俯いた先生の顔が、暗い紫へと変色していく。
「なるほど、よくわかりました」
先生の顔には、大きくバッテンが描かれていた。
「今のあなたたちには暗殺者の資格がありませんねぇ。全員校庭へ出なさい」
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千々(プロフ) - 花游さん» ああ！ 同志が！ 同志がいる！(感涙) とても嬉しいです！ ありがとうございます！ 本当にこの物語は二代目のために書いているようなものなので……最後の最後までぜひぜひお読みいただければと思います！ 絶対に後悔させませんので！ (3月17日 16時) (
レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
花游(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます……二代目さんの夢女なので命が助かります……！！（ ; ; ）応援しております！！ (3月17日 15時) (レス) @page22 id: 4e8b8c9da9 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - 棗さん» コメント、モチベになるので本当に嬉しいです！ ありがとうございます！ 続きもぜひぜひ楽しんでいただければと思います！ (3月12日 18時) (レス) id: 1d9d509371 (このIDを非表示/違反報告)
棗 - とっても面白かったです！続きを楽しみに待ってますっ((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (3月12日 16時) (レス) @page8 id: d1397bd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千々 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tidierika2/
作成日時：2024年3月9日 17時
