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【三つの真実】6 ★ ページ23

“お前じゃだめだ…”


ニジンスキーに却下される。

「じゃあなんなの。土下座?そんなんぜってーしねぇし。」

立場上、王子がそう簡単に土下座なんて出来ない。
この前の、Aの命が奪われそうになった時は特別だ。俺にだってプライドはそれなりにある。

腕を組んで見下ろすように視線を向けると、ニジンスキーが首を横に振った。


“違う…そうではない…”


え、土下座じゃないのか。

「じゃあ何。」

もったいつけたような言い方に、少しきつい返事をする。


“あれだ…ほら…羽の…”


「羽…?」

もごもごとしゃべる内容をなんとか理解しようと、眉間にシワをよせて考える。
でも羽って言われても何のことか分からないので、なんとなく自分の背中の羽をばさっと一度羽ばたかせたら…。


“温室でやらせてやっただろう…!”


しびれを切らしたニジンスキーが、座席を叩きながら叫んだ。
温室でやった…?

「温室…。あ、まさか羽繕い?!」

ひらめいた時にするように、手をぽんと叩く。
羽繕いとは、背中の羽を丁寧に撫でて、羽並みを整えるやつだ。


“羽が毛羽(けば)だっているのだ…早くしろ”


「なーんだ、それならそうと早く言えよ。」

吐き捨てるように言うニジンスキーを優しく両手で掴んで抱っこする。
そしてくるっと背中を向けると、Aが不思議そうにのぞき込んできた。

「なんですか?羽繕いって…。」

「一枚一枚羽の並びを揃えんの。」

こうやって。と動きを見せながら説明すると、けっこう細かい作業に、Aが感心しながら頷いた。


“ふぅ…いい気分だ…”


「今日は俺たちやお腹の子供、それに皆を助けてくれたから念入りにやっとくわ。」


“良い心がけだな…”


「ニジンスキー様々じゃん。」

ここは持ち上げておこう。

こうしてお城へ戻るまでの間、俺はほぼ休みなく彼の背中の羽を撫で続けたのだった。





.

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鹿(プロフ) - みなみさん» どうなるんでしょう?!フリーどうなるんでしょうか!昨日はなかなか寝付けず、今日は遅めに起きました^^;朝のニュース、ずっとイチローさんで、ちょっとがっかり!? (2019年3月23日 8時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - サルコウが…サルコウがぁぁぁ…!点差が大きいな…。一面に書かれる言葉を気にしていたゆづだけど、全部イチローさんに持っていかれましたね。やっぱりイチロー引退には勝てないよね。そうか、イチローが引退か…。野球ファンでなくとも、結構おおきいな、これは。 (2019年3月22日 8時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 以前より、声が良くなった気がします^^そうとう使ってるなと思ったんですが…。(絶対家で歌いまくってると思われ)早く日本に帰ってこないかなー! (2019年3月18日 17時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 心菜さん» すごい!現地観戦だなんて!楽しんで応援してくださいね^^帰国はまだかなー。ニュースも目が離せないですね! (2019年3月18日 17時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - あっちもこっちも見るところがいっぱいあって、王子はやきもちやいちゃいますね。雪肌精のCM、素敵ですね。芝居の台詞はダメでも、ナレーションは心地よい声で向いてる気がします。引退後はあちこちから引っ張りだこでしょうね。 (2019年3月17日 19時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2019年2月15日 20時

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