【黒バス】生徒会長の気まぐれ。『趣味は逆ハー狙い女潰しです。何か問題でも？』

その11、残らない。 ページ12

＿＿＿＿＿＿次の日。



朝席を見るとあの女はいなかった。


あれ、てっきり次の手段を考えてくると思って楽しみにしてたのに。


可笑しいな、と思って黒子君に聞いてみると。



「え？誰ですかソレ。」


『ふぁ？』



え、ちょ。


黒子君は常に真顔なので嘘か本当かわからないです。はい。

いやこれ真面目な話。


仕方がないので隣のクラスまで行って桜井君に聞いてみた。



『ねぇ、この前転校生って来なかったっけ？』


「えぇ！？来なかった……はず……ですけど……？あ、自分なんかがAさんの言葉を否定してすみません！！」



･･････おぅ。


すみませんを連呼された。


取り合えず、友達なのに未だに会話が謝罪で埋まるこの関係は辛い。


･･････まぁとりあえず、これでわかった。



私が撃退した逆ハー狙いは、”消える”らしい。


そりゃもう、存在した形跡が綺麗さっぱりと。


･･････昨日やっつけたあの女……赤司狙いだったのに存在を認識される前に消えるとか………


ざまぁwww



でもこれで、色々とやっていいことが増えた。


逆ハー狙いの存在が消えるということは………つまり私が何をしても証拠が残らない！！


私は存分に逆ハー狙いを痛めつけることができるらしい。

美味しいな、このポジション。





ああ、楽しみだなぁ。


次はどんなやり方で私を楽しませてくれるの？




ねぇ、カミサマ。

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