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ちょうちょ。 ページ2
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「おれね!綺麗なちょうちょつかまえた!」
『誰もいないのにばかみたい。』
「ねーちゃんひどい!」
「もうしらないもん!ばーか!」
今日もまた弟と喧嘩する。
僕には6歳下の弟がいる。
13歳の時に両親をなくして
僕は学校にも行かず引きこもり
家の家事などして生活している。
でも弟には僕みたいな人には
育っちゃダメだと思って
学校にも行かせて外にも出させた。
それで当時の彼の口癖は
〈ねーちゃんは学校いかないの?〉
だから僕はずっと
《Aちゃんはちょうちょだから。》
こういって逃れてきた。
理由は。。
そうしたら次の日
彼はこういってきた。
〈ねーちゃんはちょうちょなんでしょ?〉
〈ねーちゃん、つかまえたー!〉
僕も弟みたいに
ばかしていれば良かった。
そう思ってももう遅い。
僕のこの先に待っている世界は
''死''しかない。
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作者名:星琉翔 | 作成日時:2016年8月17日 19時