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私が悠長にしていると、沢山の化け物が姿を現す。


月を隠すように、空に顕現する。


コイツが死んだからか?


めんどくさい。




「死んでも不快だな」




私に不可能はない。


出来ないことはない。


化け物の血の雨が降り注ぐ。


……不快だ。


私の前髪に血がつく。


新しい着物は血だらけに。


私の大きな溜め息だけが響く。




「……不快だ」




もう月に帰りたくなった。


話に聞いていた地球と違う。


最悪なタイミングで私は訪れてしまったのか?




(全然誰だか分からない……。え、味方なんだよね?加茂憲倫を倒したってことは?だが、性格がかなり難有りそうだぞ……)

「おい人間。……どこか休めるところはないか」

「え!?そ、そうだなぁ……。えっと…その前に、君は呪術師?」




呪術師?なんだそれは。




「なんだそれは」

「……。呪術師じゃないとなると、君は何者なんだ?」




金髪の女は、頭を悩ませているようであった。


素直に答えてやるか。


私は頭に巻いていた布を取る。


漆黒の髪が、棚びく。




「お初にお目にかかる、地球人。私は月からやってきた、輝夜だ」

「……まじか」




もっと驚くかと思ったが、反応が薄いな。


宇宙人は珍しくないのか?




「っ!まて…宿儺、!出てくるなっ………」




一人の男の子が、そう言って何かに抗う。


二つの魂が見える。


……最近の地球人は、なんか多種多様なのだな。


もう一つの魂が、本当の体の主を押し除けようとしているのが分かる。


だが、その魂は出てくるのをやめたようだった。




「立ち話もなんだし、場所を移そうか。君も休みたいのだろ」

「……」




今はこの女に従っておくのが吉か。


この女は強い。


休める拠点は欲しい


利用させてもらうとするか。

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ミルクティー - 面白い!早く、新しい更新来ないかな〜 (3月31日 16時) (レス) @page21 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 新作キターーーー! 嬉しい〜! (3月24日 15時) (レス) @page5 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:妃夏 | 作成日時:2024年3月24日 13時

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