Lv.17▼.状況整理と小さな決意 ページ19
空間移動で会議室の前に飛び、ノックをしてシュナちゃんの返答を聞き、中に入る。
『只今戻りました。』
「おかえりなさい、何をしてきたのですか…?」
『少しばかり、鼠の駆除を。
…あ、生かしておいたほうが良かったかしら…?』
情報収集とか色々あるだろう、バカか私は。
《告。既に主様がお持ちの情報で十分かと思われます。》
…確かに。あいつらがどうして来たのかは……後で分かるだろう。
「情報は？」
『少しだけもらいました。
ファルムス所属の異世界人だったのだけど…
正直なところ頭はよくなさそうで、どうしてわざわざこのタイミングで来たのかは残念ながら…。
ソウエイ君に後で伝えるわ。』
「分かった。」
「こちらではひとまず、リムル様がいらっしゃるまでに私たちでできることをやる、ということで決まりました。
ソウエイは偵察に向かいますし、私たちも各々動きます。Aさんはまだお仕事をお渡しできないので、サポート等をお願いしたいのですが…」
そう言ってシュナちゃんがこちらを見る。
『勿論です。私にできることがあればいくらでも。
偵察などから雑務まで、なんでも申し付けて頂戴な。』
にこりと微笑む。
その後、偵察を開始したソウエイ君に思念を送りつつ、次々と部屋を出る幹部たちに続いて会議室を出る。
特に用を頼まれていないので暇になってしまった。
テンペストを見て回るような気分でもないし…
ねぇ、どうして異世界人が増えたのだと思う？ベルゼブブ。
《考。主様が介入したことによる歪みを正すためだと考えられます。》
というと？
《主様の存在が“不自然”であることを世界の修正力がかき消すために、主様の存在意義として彼の者たちを作り上げたのかと。》
ううん…。
要は、私が転生したことによって歪んだ世界をもとに戻すために…ってことね。
イレギュラーなのは彼らじゃなくて私なわけだ。
てことは、私が存在するせいで、テンペストが本来受けるはずだった被害を増長してしまう、なんてこともあり得る…？
《告。その可能性は否めません。》
…私やっぱりテンペストを離れたほうがリムル様のためになるんじゃない…??
《しかし主様の存在により、テンペストの被害が軽減される可能性もまた否めません。》
…なるほど。つまり私が強くなれば万事解決ってことか！
《是。そのとおりです。》
よし、ベルゼブブちゃんもこう言ってるし、こうなったらとにかく、この世界の誰よりも私は強くなるぞ！！
Lv.18▼動き出す。→←Lv.16▼.初めての戦闘(という名の一方的なリンチ)
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諒輔 - 更新してー (1月1日 10時) (
レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - 面白すぎる！続きいいい (11月8日 18時) (レス) @page27 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - さいこーーーーーー！！！ (11月5日 21時) (レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
珠梨(プロフ) - 細石さん» ディアブロカウントダウン！ (9月30日 12時) (レス) @page27 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 初めまして。一気に読みましたので感想を。…………面白すぎだろッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!((失礼いたしました。とても面白い作品ありがとうございます。これからもどうか頑張ってください。 (2022年12月11日 18時) (レス) @page21 id: 24bba1a895 (このIDを非表示/違反報告)
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