Lv.16▼.初めての戦闘(という名の一方的なリンチ) ページ18
｢はぁ、せっかく来たってのに誰もいねぇじゃねぇかよ！｣
｢まぁまぁ落ち着けよ、王様が言ってたろ？
壊滅状態で、魔物共は街の中心に集まってるって。｣
｢あー、そういやそうだったなァ。
しかし楽な仕事だよなァ、弱ってる魔物ぶち殺すだけで金が貰えるなんてよォ！｣
建物の影から盗み聞く限り、彼らもファルムス所属の異世界人。
警戒していたが、そんな必要もなかったようで、私の(正確にはベルゼブブさんの)目がおかしくなければただの雑魚。
何を持って彼らを派遣してきたのか、どうして原作にない動きがあったのか、分からないことが多いが、この土地に土足で踏み入ったことは事実。
テンペストを害すモノは、絶対に許さない。
そんな思いで、彼らの前に立ちはだかる。
『あなた達、何者ですか。
リムル様を、この土地を汚そうとするのであれば容赦はしないけど。』
｢ん？｣
私に気づく男。
「おいおい、きれいな女だなぁ？あーでも魔物か？」
「魔物でもいいだろ、おい、こっち来いよ、俺達と遊ぼうぜ？」
きっしょ…脳みそユルユルかよ、しょーもな。
『聞こえなかった?
この土地を汚す者に容赦はしないと言ったのよ。その下卑た笑みと発言で神聖なるリムル様の土地が汚れたの。ああ、その足りない脳みそでもわかるかしら?』
わざとらしく首を傾げてみる。
「な!てめぇ、舐めたこと言いやがって！！」
キレた相手は楽だと聞いたことがある。しかし沸点低すぎでしょ。ヘリウムかよ。
ということで今回使用するスキルはこちら！
名前からして物騒オブ物騒のこちら、我が有能たる相棒ベルゼブブちゃんに任せるとこうなります！
「ひ、ィ、体が、崩れて、」
「あひゃひゃ、ひゃひゃ、ふひひ、」
「おい、なんで笑ってんだ、よ、いだい、痛ェよぉ、」
「んははははっ、ひひひ、ぃひゃは、」
まず体が端から崩れ落ちます。
崩れた部分が埃のようになって消え去ります。
ここで二手に分かれます。
片方は人格を保ったまま、体が滅び去る。
もう片方は人格を保てず、体が滅び去る。
いやぁ、まさに破滅!!!綺麗サッパリいなくなりましたとさ!
ご苦労さま、ベルゼブブちゃん。
《否。当然のことをしたまでです。》
謙遜が上手いな君は。まったく可愛いな、うんうん。
…さてと、会議室に戻ろうかな。生まれたズレは、後でゆっくり考えよう。
手を貸してね、ベルゼブブ。
《了。》
Lv.17▼.状況整理と小さな決意→←Lv.15▼.“イレギュラー”
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諒輔 - 更新してー (1月1日 10時) (
レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
紅白の巫女 - 面白すぎる！続きいいい (11月8日 18時) (レス) @page27 id: ecef28fcbd (このIDを非表示/違反報告)
おもろー - さいこーーーーーー！！！ (11月5日 21時) (レス) @page27 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
珠梨(プロフ) - 細石さん» ディアブロカウントダウン！ (9月30日 12時) (レス) @page27 id: ac62a72ef1 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 初めまして。一気に読みましたので感想を。…………面白すぎだろッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!((失礼いたしました。とても面白い作品ありがとうございます。これからもどうか頑張ってください。 (2022年12月11日 18時) (レス) @page21 id: 24bba1a895 (このIDを非表示/違反報告)
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