恋とオリオン【名前変換オリジナル】

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｢好きよ、誰よりも…貴方のことだけが好き｣




マヒロ｢俺も好きだ、お前が星の国の人間だろうと惚れちまった。責任取れよ…｣



｢取る…だから全部奪って？｣







私の全部をこの人に奪って欲しい。


私は今、してはいけないことをしているんだから
こんな罪悪感も、立場も身分も星の国も




全部澄みきった夜空のように奪って
貴方だけにして欲しい。





マヒロ｢…セナ｣


｢マヒロくん…｣





名前を呼び合って、口付けをして
見つめ合って愛を確かめる。

それだけで心も体も全て満たされていく



幸せな時間だった。





｢ねぇ、このまま2人で…遠く遠く消えちゃいたい｣


マヒロ｢…消えたら会えないだろ？セナを見つめることも出来なくなっちゃうだろ｣



｢ふふっ、そうね｣









―――バタン！！！









｢！？｣

マヒロ｢！？｣





誰かが入ってきた！？！？！？








｢ど、どうしよう…｣






私達は数週間前からここにいる。
このハウスが誰も住んでいないものだとすっかり思い込んでいたが、もしかしたらここの家主かもしれない





マヒロ｢今は隠れよう。｣


｢う、うん…｣









―――バタン！







するとすぐにまた玄関がしまった。







｢え、帰った？｣





マヒロ｢…な、なんなんだ一体｣








何も無いはずなのに、この胸騒ぎはなんだろう


ただ、何となく分かっている。

私達を見つけ出す星達は
確実に音を立てて忍び寄っている…

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